改造プレステでタトゥー彫る? 英国の入管収容者が製作も見つかり没収。

2010/05/25 09:59 Written by Narinari.com編集部

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日本が世界に誇るゲーム機の1つであるプレイステーション。初代プレステとプレステ2はともに全世界で1億台以上を出荷、ライバルの「Wii」に水を空けられたプレステ3も徐々に売り上げを伸ばしており、これからの巻き返しが気になるところだ。発売時にはいずれもその性能で話題を呼んだのは記憶に新しく、世界の軍事関係者も注目といったニュースもちらほら聞かれたが、グラフィック性能や処理スピードといったものとは全く別の機能に目を付け、意外な使い方をしていた人がいる。先日、英国の入国管理局に収容された男性は、プレイステーションのモーター部分を利用してタトゥーを彫るマシンを製作、没収された一件があったという。

英紙サンによると、このマシンが発見されたのは英南部ガトウィック近郊にあるブルックハウス入国管理収容センター。このセンターには英国で罪を犯して刑に服し、国外退去処分を待つ426人の外国人が収容されている。捕われの扱いながらもセンターの収容者らには娯楽として、インターネットに接続できるプレステ3を除き、プレイステーションの使用が許可されているそうだ。ところが、このセンターの配慮が仇となってしまったらしい。

同紙は収容された1人の男性がプレイステーションを分解、モーター部分と先端を鋭くしたボールペンを繋ぎ、タトゥーを彫るマシンを製作したと伝えている。機械の電源を入れると「本物のタトゥーガンのように、ペンを上下に動かす」そうで、情報提供者は「本当に変わった自作の道具」と語るなど、センターでもこうしたものが作られるのは珍しいことだったようだ。

男性の努力も虚しく、センターの定期巡回の際に発見され、タトゥー関連の雑誌とともに没収された自作タトゥーマシン。情報提供者は「男性がほかの収容者に使うために作った」とも話しているが、センターはこの理由を否定している。今回の一件について男性への罰はなかったそうだが、収容者の器用さに驚いたのか、センターではほかの道具が作られることのないよう、この発見以降は神経を尖らせているという。

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