元妻のドレスのバカな利用法、離婚で落ち込む男性が101パターンに挑戦。

2010/05/21 17:24 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


愛する相手にフラれた側は、手元に残された思い出のモノを見ては悲しい気分になりがち。ましてや、一度は人生をともに歩もうと決めたはずの元妻のモノともなると、その思いはさらに強くなるかもしれない。米国のある男性は、12年間連れ添った妻に逃げられるという円満とは言えない形で離婚に至った。そして家に残されたウェディングドレスが、離婚のショックに拍車をかけたそう。そんなとき、義理の姉妹が冗談で「ドレスを使った101の“利用法”があるか賭けよう」(米放送局ABCより)と提案したところ、男性は一念発起。ブログで毎日その“利用法”を実践する様子を更新すると、大きな反響を呼び始めたという。

一風変わった「My Ex-Wife's Wedding Dress」なるブログを始めたのは、米国在住のケビン・コッターさん。コッターさんは昨年7月に家を出た妻と離婚し、家には9歳の娘と7歳の息子が残された。父親としてしっかり子どもの世話をしなくてはならないはずのコッターさんだったが、高校時代から12年間一緒だった妻に別れを突きつけられたショックは大きく、落ち込む日々が続いていたという。

中でもショックを大きくしたのは、荷物をきちんと持っていった妻が唯一クローゼットに残したウェディングドレス。このドレスを「座って、しばらくの間見ていた」コッターさんは、幸せだった日々を思い出し、さらに落ち込みも激しくなったようだ。

なぜかウェディングドレスだけを残して行った妻。ブログの最初のエントリー(4月18日付)によると、妻が家を出る際にドレスだけは持っていくことを拒否し、「私に処分を任せた」という。この真意について元妻はABCに対し「9歳の娘の今後のために、取っておいて欲しいと頼んだ」と答えており、両者の言い分には若干の食い違いが見られる。

ともあれ、その真意を知ってか知らずか、元妻が家を出てから2週間後にコッターさんは兄弟夫婦に「ドレスをどうしたら良いと思うか」と相談。これに兄弟は「体を拭くのに便利だね」(ブログより)とすぐに指摘すると、兄弟の奥さんのほうからは「ドレスに101の“利用法”があるか」との提案が出された。

2つ、3つと出された“利用法”を受けて、コッターさんは俄然乗り気に。“利用法”を実践して本を出したいと、まずはいくつかの出版社に売り込みをかけてみたそうだ。しかし、いずれも興味を持たれることなく、あえなく失敗。そこで自らブログを立ち上げ、“利用法”を実践した様子を動画や写真で公開することにした。

こうして始まったコッターさんのブログは開設からわずか2週間で「数十万人ものビジターを抱える」人気ブログへと成長。離婚直後は不眠がちになり、睡眠薬の世話になるほどの状態だったともブログに記されているが、“利用法”を実践してドレスと戯れる彼の姿は実に楽しそうにも見える。

気になるのは“利用法”が具体的にどのようなものなのかだが、例えば友人と釣りに行ったキャンプ場では、ドレスの箱を椅子に、ドレスはテーブルクロスとして活用。ほかにも歯間ブラシの代わりに、愛犬との綱引きに、洗った食品の水切りに、縄跳びに、ダース・ベイダーのお面と合わせたかかしの服にと、“利用法”は幅広い。

人気のブログとなったことで読者からもアイデアが次々と舞い込み、メディアの取材風景も紹介するなど、挑戦は順調に進んでいる様子。赤の他人から見れば滑稽にも見える挑戦ではあるが、コッターさんは「残されたアイテムを使ってバカなことをしているのは、私だけではないと思う」(ABCより)と、自分が特別ではないことを強調している。

コッターさんはブログに否定的な意見も寄せられていることを認めているが、101の“利用法”を実践するというゴールに到達した暁には、元妻への気持ちもきれいに吹っ切れているかもしれない。今後どのような“利用法”が飛び出すのか楽しみだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.