日曜日の午後に、多彩なテーマのドキュメンタリーを放送しているフジテレビの「ザ・ノンフィクション」。1995年の放送開始から15年、毎週欠かさず見ているというファンも多い番組だが、この「ザ・ノンフィクション」と、WOWOWで放送中のドキュメンタリー番組「ノンフィクションW」のコラボが初めて実現し、フジテレビでは5月16日14時から、WOWOWでは5月17日22時から共同制作番組が放送される。

この番組は日本の国民食とも言えるラーメンをテーマに取材を進めたもので、タイトルはフジテレビが「ラーメン＋Ramen 〜人情vs科学〜」、WOWOWが「ラーメン＋Ramen 〜なんでこんなに好きなんだ？〜」。コラボでは互いの取材映像を共有しながら、それぞれの視点・手法で番組を作り上げた。

取材対象として取り上げられるのは、東京・世田谷の芦花公園にある“青い目のラーメン屋さん”こと「アイバンラーメン」。そして北海道・函館で30年間にわたって移動しながら夫婦で営業を続けている「元祖 バスラーメン」の2つだ。

かたや米ニューヨークの四つ星フレンチレストランでシェフを務め、映画「タンポポ」に出会ったことでラーメンの道に目覚めた「アイバンラーメン」店主のアイバン・オーキン氏と、函館の地でずっと移動スタイルで「バスラーメン」を営むおしどり夫婦の丸山夫妻。番組では、好対照な両者からラーメンはどのように見えるのかを通して、日本人にとってラーメンとは何なのか、日本人はなぜこんなにもラーメンが好きなのかを解き明かしていく。

同番組のファンはもちろんのこと、ラーメン好きにとっても必見の内容となりそうな「ラーメン＋Ramen」。初めての共同制作がどのような形に仕上がっているのか、注目しておきたいところだ。