おならのピンチを救う毛布が人気、就寝中の放屁対策で夫婦関係も円満?

2010/05/11 14:19 Written by Narinari.com編集部

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我慢しようと思っても、ついつい出てしまうおなら。ある意味、腸がしっかり活動してる証ではあるが、人前でするのは恥ずかしいと思うのは当然のことだ。しかも、音や臭いの強弱が想像と違うときもあるから、「気付かれたら……」と思うとそう簡単に油断はできない。ましてや好きな人が隣にいる状況ともなれば、是が非でも我慢したいところだろう。にも関わらず、もし異性とベッドをともにしているときに、思わず放屁してしまうという最悪の状況に置かれてしまったら――。そんな窮地からスマートに救い出してくれる最新の毛布が、米国で販売されている。毎日一緒に眠る夫婦も安心という「Better Marriage Blanket」なるこの商品、YouTubeに投稿されたCM動画は1か月で120万回再生を超えるなど、注目を集めているようだ。   

話題のCM動画「Better Marriage Blanket」(//www.youtube.com/watch?v=bM4eJ38S7Hw)を覗いてみると、「結婚した夫婦の問題」との字幕とともに、同じベッドに眠る男女が登場。顔を歪めた女性が突然起き上がると、「何よ!」とばかりに隣の男性を押す。ガスのようにモワッと現れた説明文には、「静か、だけど死ぬほど(臭い)」の文字。生理現象で仕方が無いとはいえ、愛する人から強烈な匂いが発せられたら、幻滅……とまではいかなくとも、ちょっぴり残念な気持ちにはなるかもしれない。その問題を解決するのが、この「Better Marriage Blanket」だ。

CM動画や公式サイトによると、この毛布は、軍が化学兵器から守るのに使われる素材を使用しているとの触れ込み。匂いを吸収する役割を持つ、活性炭素材のシートを中に入れることで、毛布の下のおならを無臭にしてしまうという仕組みだ。発明したのは科学の教師を務めるフランク・ビッボさんで、以前、消臭効果のあるスーツを買った経験が、毛布を生みだすきっかけになったという。

ビッボさんは消臭スーツを着用して外出した際、「本当にガスが気付かれていないことが分かった」(米放送局MyFOXデトロイトより)と感動。この体験を受け、今から15年以上も前に試作品を開発したそうだ。そして研究を重ねた結果、完成品の毛布には「軍の化学スーツからアイデアを得て」(米紙ニューヨーク・デイリーニュースより)活性炭層を使用。色は白とベージュの2種類、29.95ドル(約2,800円)のツイン、49.95ドル(約4,600円)のクイーン、59.95ドル(約5,600円)のキングと、現在は3サイズが発売されている。

投稿から約1か月で120万回超再生されているYouTubeのCM動画には、「こんなのが欲しかった」「素晴らしい」など、好意的なコメントがズラリ。中には「本当のCM?」と疑う人もいるようだ。

ちなみに毛布は洗濯機でも洗え、ときどき乾燥機や日光に15分間当てれば良いそうで、消臭効果も「洗濯しなくても4年間持続する」(MyFOXデトロイトより)というから、かなりの優れモノ。ただ、公式サイトからの購入受付を確認する限りでは、米国在住者しか対応していないため、残念ながら日本に直接取り寄せるのは難しそうだ。なお、開発したビッボさんは、この毛布が一般市民以外にも、飛行機や船、老人ホームでの需要を期待しているという。

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