出会って17時間で超スピード婚、旅先での行動に新郎の父は「バカ」。

2010/05/06 13:44 Written by Narinari.com編集部

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“運命の人”に巡り会った瞬間、例えば「体に電気が走った」などと表現されるように、他人には分からない特別な感覚を得ることがある。もちろん、そう感じるかどうかは人それぞれ。また、自分だけの思い込みであったり、自分の感覚が結果的に勘違いだったということもあるだろう。それでも世の中に大勢の人間がいる中で、そう思える人に出会っただけでも、幸運なことなのかもしれない。ましてや相手も同じインスピレーションを感じていたら、文句なしの展開だ。先日、30歳のある英国人男性は、旅先のラスベガスで出会った米国人女性に一目惚れ。すると、女性も男性に一目惚れしており、出会いから17時間後に2人は結婚したという。

結婚を夢見る人なら憧れそうな運命的な出会いをしたのは、英サリー州に住む30歳の男性ニック・ボンドさん。先日、休暇を利用して米ラスベガスを訪れた彼が、飲んでいたバーで米国人女性に酒をこぼしたことがすべての始まりだった。ボンドさんは迷惑をかけてしまった23歳のアレックス・ガブリエルソンさんを見るなり、その美貌に一目惚れ。すると、粗相されたはずのガブリエルソンさんも「完全に私のタイプ」(英紙デイリー・エクスプレスより)と、瞬間的に恋に落ちた。

酒の勢いも手伝って2人はすぐに意気投合。出会いから3時間半後の午前3時半には、ボンドさんはレストランで早くも彼女にプロポーズしたという。「僕は君を愛していると思うよ」と甘く囁くボンドさんに、「わたしもよ」と応じたガブリエルソンさん。2人はそのままホテルの部屋で一夜を共にした。

そして朝を迎え、目が覚めたら知らない女性が隣に寝ていた――というのは、よくあるパターン。しかし、2人は違った。目が覚め、酔いが抜けてもお互いが本気であることを確認すると、ボンドさんはホテルのブティックで1,600ポンド(約23万円)の指輪を購入。同日午後5時半には、2人はチャペルで結婚式を挙げていた。

ガブリエルソンさんは旅行のために買っていたドレス、ボンドさんはワイシャツにピンクのネクタイ、ジーンズ姿という間に合わせの格好で臨んだ結婚式。数日間ゆっくり過ごした2人は、ひとまずボンドさんは英国へ、ガブリエルソンさんはミネソタ州の自宅へと帰宅したという。「世界で最高の女性を手に入れた」と喜ぶボンドさんは、“遠距離婚”となった彼女と毎日連絡を取り合っており、今月中にも彼女の両親に結婚を報告するため、再び米国へ向かうそうだ。そしてガブリエルソンさんは、ジャーナリストの仕事を捨てて来月渡英。結婚生活を始め、新たな仕事を探すそうだ。

彼女も「まるで、おとぎ話の中に住んでるみたいだわ」(デイリー・エクスプレス紙より)と語り、完全に幸せの絶頂に包まれている2人。しかし、周囲の人間は複雑な心境のようだ。実は2004年に離婚を経験し、8歳と9歳の子どもを育てているボンドさん。そんな状況に置かれている中での今回の行動が軽はずみに映ったのか、父親のピーターさんは息子を「バカ」(英紙デイリー・メールより)と言い放ち、母親のリンダさんも息子の行動を未だに信じられない状況という。

さらに英紙サンは、ボンドさんが旅行前の時点で交際をしていたと主張する23歳の学生、ローラ・ペイトンさんを直撃。彼女はボンドさんがラスベガスにいる最中にも、自分にテキストメールを送ってきたと告白し、「彼は私がいなくて寂しいと言った」と明かしている。ペイトンさんはその後、ボンドさんのFacebookのページに結婚式の写真が更新されて、初めてこの事実を知ったそうだが、彼は「本物の結婚式じゃない」とうそぶいたそうだ。しかし、英メディアが大々的に報じて現実を知り、ショックを受けたと話している。

どうやら彼に裏切られてしまったらしいペイトンさん。「彼女は飛行機代を使うべきじゃないわ。彼は信頼される人じゃない」と、夫の元恋人としての強烈なアドバイスを、サン紙を通じて送っている。

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