世界に類を見ないほど、自動販売機、特に飲料の自動販売機が街中に溢れている日本。そんな飲料自販機に消費者が求めているものは何かを探るべく、JR東日本ウォータービジネスは街中飲料自販機の購入実態調査を実施した。

この調査は首都圏の飲料自販機ユーザー521人を対象に行われたもの。まず、単刀直入に「飲料自販機に望むこと」を複数回答でたずねたところ、「価格を安く」（78.1％）がトップとなった。以下、「品揃えをよく」（45.9％）や「電子マネーへの対応」（34.7％）が続いている。

次に品揃えに対する要望についてもたずねたところ、トップは「格安商品」（62.0％）に。前項の回答結果と合わせ、全体的に飲料自販機に“低価格”を求める傾向が現れている。また、「さまざまなメーカー・ブランドの人気商品」（57.0％）も高い割合で続くなど、飲料自販機での“ブランドミックス”を求める人は多いようだ。

さらに飲料自販機（駅構内以外）に電子マネーが対応した場合の「飲料自販機での購入回数の変化」をたずねたところ、約6割が現金で買うときよりも「購入回数が増える」と回答した。なお、飲料自販機に電子マネーが普及して欲しいと考える人（69.1％）に「飲料自販機での購入意向の変化」をたずねると、77.8％が「より購入したくなる」と回答。その理由としては「スピーディーに買えるから」（84.6％）、「小銭を出すのが面倒だから」（69.6％）といった声が寄せられている。