新人時代に「辞めたいと思った」は39%、会社に入って苦労したこと。

2010/04/08 14:59 Written by Narinari.com編集部

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会社で働く人なら誰しも経験している新入社員の時期。そんな新人時代にどのような苦労を経験してきたのか、そしてそれを乗り越えられた理由などを探るべく、ポッカコーポレーションは「『仕事』に関する意識調査」を実施した。  

この調査は20〜29歳の有職者の男女500人(各250人)を対象に行われたもの。まず、「目標とするビジネスパーソンがいるか」とたずねたところ、3人に1人(33%)は「いる」と回答した。具体的にどのような人なのかを聞くと、89%が「先輩」と回答。社内の身近な存在である「先輩」は目標となりやすい存在のようだ。

次にどのようなビジネスパーソンが“デキる”とされるのか掘り下げ、「デキるビジネスパーソンを表現するワード」についてたずねたところ、トップは「信頼される」(78%)に。以下、「気が利く」(65%)、「冴えている」(46%)、「ポジティブ」(38%)、「出世する」(20%)、「オシャレ」(11%)と続いた。

そして新人時代を振り返り、「自分が新入社員の頃、会社を辞めたいと思ったことがあるか」とたずねたところ、39%の人が「ある」と回答。その理由としては「人間関係がつらい」(25歳男性・事務職)、「人間関係がうまくいかなくなり会社に行きたくないと思った」(26歳女性・通信機器販売)など、「人間関係」を挙げる人が圧倒的に多かった。

さらに「入社後にギャップを感じたことがあるか」とたずねたところ、68%の人が「ある」と回答。具体的には「思ったより上下関係が厳しかった」(25歳男性・一般事務)、「自分の実力不足」(25歳男性・ハードウェア設計)などの声が寄せられている。   

そうした壁にぶつかり「会社を辞めたいと思った」と答えた人のうち、「実際に辞めた」という人は33%。7割の人は「辞めなかった」と回答しているが、そこで踏みとどまったのはどのような理由なのだろうか。寄せられた声には「自分のやりたいことの為にも経験を積みたかったから」(25歳女性・メーカー営業)、「辞めてしまったら自分の負けだと思ったから」(24歳女性・看護師)、「自分自身に負けたくなかったので」(24歳女性・保険営業)など、自分自身を奮い立たせて仕事を続けたケースが多く挙がっている。

一方で「素敵な大人に諭された」(29歳女性・営業推進業務)、「周りにいた上司・同期からの励ましがあった」(24歳男性・ITコンサル)、「上司に恵まれていたから(26歳女性・医療事務)」など、周囲の激励やアドバイスによって奮起したケースも多いようだ。

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