普段頻繁に使うのはシンプルなフライパンと鍋でも、あるとなにかと便利なだけでなく、料理をするのが楽しくなる調理器具の数々。そんな調理器具の中で欲しいモノはどれなのか、ドゥ・ハウスが運営するネットリサーチ「myアンケート」が「調理器具に関するアンケート」を実施した。

この調査は全国の20〜50代の既婚女性523人を対象に行われたもの。まず、「欲しい調理器具」についてたずねると、1位は「圧力鍋」（17.1％）で、以下、「ホームベーカリー」（13.2％）、「タジン鍋」（7.1％）、「フードプロセッサー」（4.7％）、「ハンドブレンダー」（3.4％）、「電子ケトル」（2.8％）と続いた。

中でも目を引くのは「タジン鍋」だ。タジン鍋は主にモロッコで伝統的に使用されている、円錐形のフタを特徴とする調理器具だが、近年は日本でも注目される機会が急増。この冬はメディアへの露出も多く、かねてからの蒸し料理ブームと相まって、販売する小売店も一気に拡大した。

調査では保有状況についてもたずねており、「圧力鍋」の49.8％、「ホームベーカリー」の27.8％に比べると、「タジン鍋」の3.4％はまだまだ低い数字。しかし「欲しい」の3位に飛び込んでいるあたりからも、興味・関心が高まりを見せていることがわかる。

具体的に「タジン鍋」が欲しい理由については、「今年の冬、日本でも流行し話題になったから」「どんな食材も簡単にヘルシーな蒸し料理にできる」「蒸し料理が簡単においしくできる。蒸し料理は健康にもいい」といった声が寄せられた。全体的に「簡単」「ヘルシー」「健康的」というキーワードが目立っている。