商談中に落としたダイヤを飼い犬がぺロリ、3日間の排泄物チェックで発見。

2010/03/16 06:00 Written by Narinari.com編集部

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米メリーランド州で宝石店を営むジョージ・カウフマンさんは、今年1月、思いも寄らぬアクシデントに見舞われた。ディーラーとの商談中、床に落としたダイヤモンドを飼い犬がペロリと食べてしまったのだ。ダイヤの価値は2万ドル(約180万円)。これをどうにか取り戻そうと、カウフマンさんは緊張の3日間を過ごすことになる。

米放送局FOX系列WTTGによると、カウフマンさんは、毎日飼っているゴールデンレトリバーのソリーを連れて店に出勤。1月26日も普段と変わらず、店の中でソリーを見ながら仕事をしていた。そしてダイヤモンドを扱っているディーラーが来店。店を共同経営しているロバート・ロジンさんとともに商談に入った。

「一同の心が沈んだ」(米放送局ABC系列WJLAより)事件が起きたのは商談中のこと。ディーラーは2万ドルの価値がある3カラットのダイヤを持参していたが、誤って床に落としコロコロ……。すると、それを見逃さなかったソリーがダイヤの元に歩み寄ると、ぺロリと飲み込んでしまった。

慌てたカウフマンさんだったが、ソリーの口に入ったのを見た時点で時すでに遅し。当時の状況についてロジンさんは「取ろうとしたけど、取れなかった。もう(口の中から)無くなっていたんだ」と振り返っている。

しかし、犬の体内にあることは分かっているため、彼らはダイヤを取り戻そうとすぐに獣医に相談。すると返事は「自然の流れに任せなさい」というもので、要は排泄物と一緒に出てくるのを待ちなさいとの判断だった。そして、カウフマンさんの緊張の時間が始まる。

その事件以降カウフマンさんは、ソリーの朝晩の散歩中に、いつ“2万ドル相当の排泄物”が出てくるのかを見逃すまいと必死にチェック。散歩中にしたすべての排泄物を持ち帰って、ダイヤ探しに奮闘するさまは「昔の金探しのように思えた」という。この苦労は実を結び、3日後には排泄物の中に輝くダイヤを発見することができた。

ちなみにソリーの体内に入っていたダイヤは、「きれいに洗って、ディーラーに返却」(英紙デイリー・テレグラフより)され、ソリーもこれまで通り、毎日店に通っているという。

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