料理にかかる時間は1日平均「1時間22分」、主婦75%は「短縮したい」。

2010/03/15 17:42 Written by Narinari.com編集部

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夫や子どものために献立を考え、朝・昼・夕の食事の支度をする主婦は、家族の胃袋や健康を守る“家庭の料理長”。でも、毎日繰り返されていくことだけに、「料理は大変」と悩む主婦の声もしばしば聞かれる。そんな家庭における料理について、主婦はどのように考えているのだろうか。“ホンネ”の部分を探るべく、トレンダーズとキユーピーは「料理に対する実態調査」を実施した。  

この調査は20〜39歳の主婦500人を対象に行われたもの。まず、「普段の料理にかかる時間」をたずねたところ、朝食の平均は「15分」、昼食の平均は「16分」、夕食の平均は「51分」という数字が出た。また、夕食については「1時間以上かかる」と答えた主婦も半数を超えている(51%)。

ここで割り出した平均時間を合計すると、主婦は1日のうち「1時間22分」を料理に費やしている計算。そこで「料理にかける時間をもっと短縮したいと思いますか?」とたずねたところ、75%が「短縮したい」と回答した。

次に「食卓に並べるおかずの数」をたずねたところ、朝食・昼食の平均はともに「1.6品」、夕食の平均は「3.0品」に。一方で「理想のおかずの数」については、朝食が「2.4品」、昼食が「2.3品」、夕食は「3.7品」となり、それぞれ約1品ずつ、現実を上回る結果となった。理想と現実が異なる理由としては、「作るのが面倒」(60%)、「時間がない」(46%)、「レパートリーが少ない」(45%)という結果となっている。

そして「毎日の献立作りで困っていること」についてたずねたところ、最も多かったのは「レパートリーが少ない」(39%)だった。具体的には「献立がマンネリになる」「冷蔵庫の余り物で一品作りたいが、いい案が浮かばない」「パターンが同じでバリエーションがない」などなど。毎日のことだけに悩みは尽きないようだ。

そこで活用している主婦も多いのが「お惣菜」。「お惣菜は利用しない」という主婦はわずか14%にとどまり、86%の主婦が「お惣菜を利用している」と回答している。そこで「良く利用するお惣菜」についてたずねたところ、「揚げ物」(73%)が圧倒的に多く、以下、「サラダ類」(29%)、「和え物」(12%)と続いた。

ちなみに、「お惣菜を使うとき、後ろめたさはありますか?」とたずねたところ、43%が「後ろめたさがある」と答えている。その理由としては「手作りしないで、家族に手を抜いていると思われたくない」の声が圧倒的に多く、ほかに「お惣菜を『作ったものよりおいしい』と言われてショック」「自分で作れたらいいな、というひがみ」「自分で作れたらもっと主人に喜んでもらえるのに…」といった声も寄せられている。

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