先日、中国・広州に住む8人の独身女性が、地下鉄の駅出口で下着姿になって踊るというパフォーマンスを行った。自分たちを「Crazy Beauties」と名乗るちょっと変わった8人組。実はこれ、婚活の一環として行われたものだという。

中国紙広州日報などによると、このパフォーマンスは、3月8日の国際女性デーに合わせて行われたもの。8人は結婚について日ごろから親のプレッシャーを強烈に受けているそうで、パフォーマンスに参加した女性の1人は「母は一日中電話を掛けてきて、『結婚しろ』とうるさく言うんです」と話し、また、別のパフォーマーは「私たちは自分が美人だと思っているけど、“理想の男性”が見つけられないんです。年齢も30に近いし、何かしないと、と思って」と、このパフォーマンスを行った動機を語っている。

8人は「私と結婚して」「母に結婚を急かされてます」「時間が無くなる、デートしましょう」と書いたプラカードを手に、下着姿で踊りながらアピールを敢行。パフォーマンス自体は大成功だったようで、彼女たちの周囲にはケータイを片手に数百もの見物人が集まり、拍手も起きたそうだ。また、多くの中国メディアなどもその様子を伝えている。

中国は近年、女性よりも男性が圧倒的に多い「男余り」の状況が深刻の度合いを増しており、メディアで“男性の結婚難”が話題になることも多いだけに、女性の方からこうした婚活パフォーマンスを行うのは意外な話に聞こえるかもしれない。果たして中国の男性たちに、彼女たちの願いは通じるのだろうか。