アニメの聖地・秋葉原とジャズの意外な関係、ルパンとメイドがコラボ。

2010/03/14 15:08 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


1971年にアニメ化されて以来、痛快なストーリーや魅力溢れる登場人物などが愛され続け、今なお圧倒的な人気をほこる「ルパン三世」。つい最近も渋谷のモヤイ像や大阪のくいだおれ太郎などが“盗まれる”「ルパン スティール ジャパン」キャンペーンが行われ、多くのメディアで話題を呼んだのは記憶に新しいところだ。そんな「ルパン三世」の魅力のひとつに、オシャレで心躍る音楽がある。これまでも著名アーティストがカバーした公式CDが数多くリリースされているが、3月10日には新たにオフィシャル・クラブ・ジャズ・カヴァー・アルバム「クラブ・ジャズ・ディグス・ルパン三世」が発売され、13日には東京・秋葉原で「メイド×ルパン」のコラボキャンペーンが行われた。

このキャンペーンは秋葉原案内所や秋葉原Pinky Cafeなどで働く“ルパン好き”のメイドさんが参加し、「クラブ・ジャズ・ディグス・ルパン三世」のジャケットに採用された次元大介のステッカーを無料配布したもの。配布中には次元大介似のファンの男性も現れ、現場は撮影する人々であふれかえるなど、アッという間に黒山の人だかりができた。また、通行人からは「次元カッコいい!」などの声も。

キャンペーンに参加した秋葉原案内所のカリスマメイド・増田さんは「最近、秋葉原もだんだんと元気になってきています。今回のキャンペーンのように、アニメでも、もっともっと秋葉原に活気が戻ればうれしいです」とコメント。用意した2,000枚のステッカーを配り終え、大盛況の中にキャンペーンは終了した。

それにしても、なぜ「クラブ・ジャズ・ディグス・ルパン三世」のキャンペーンが秋葉原で行われたのだろうか。実は秋葉原とジャズには深い関わりがあることが、今回、キャンペーンの地として選ばれた理由だった。

今でこそ“萌え”や“アニメ”のイメージが強い秋葉原だが、かつては世界有数の電気街としてその名を馳せていたのは誰もが知るところ。古くからスピーカーやアンプなど、音質にこだわるオーディオマニアたちの聖地でもあったが、そんなマニアたちが好んで聴いていたのがジャズだった。そのため、今でも秋葉原のレコード店ではジャズの品揃えは豊富。秋葉原は隠れたジャズの街でもあったわけだ。

今回発売された「クラブ・ジャズ・ディグス・ルパン三世」は“レコード番長”として知られる須永辰緒プロデュースのもと、SOIL &“PIMP”SESSIONS、EGO-WRAPPIN'、勝手にしやがれなど、J-POPからクラブジャズまで幅広く活躍する国内の超実力派アーティスト陣をはじめ、ファイブ・コーナーズ・クインテットなど海外のアーティストも多数参加し、ワールド・スタンダードなクラブ・ジャズ・アルバムに仕上がっている。ジャケットには登場人物の中でも最もジャズが似合うクールな男として次元大介が採用された。

☆ライブも開催
[夜ジャズfeat. Club Jazz Digs Lupin The Third]
日時:3/22(月/祝)17:00
場所:渋谷 JZ'Brat

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.