2日徹夜した少女が公衆便所で爆睡、死体と間違えられて通報される。

2010/03/08 14:47 Written by Narinari.com編集部

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先日、中国の広西チワン族自治区で、公衆トイレで熟睡していた女性が死体と間違えられて通報されるという、ちょっとした騒ぎが起きた。 

中国紙広西新聞網によると、今から3か月ほど前、南寧市で暮らす19歳の女性はチャットで梁と名乗る人物と知り合い、「広東省で一緒にビジネスをしよう」と誘われていたという。彼女はネットを通じてしか梁のことを知らなかったが、梁を信じて誘いを受けることを決断。アルバイトをしていたネットカフェを辞め、3月3日、なけなしのお金を持って梁との待ち合わせ場所である別の街へと出発した。

ところが、梁は約束の時間になっても待ち合わせ場所に現れる気配がない。彼女は梁のケータイ番号を教えてもらっていなかったため、ひとまずネットカフェに入り、梁とチャットで連絡を取ろうと試みる。しかし梁とは接触できず、仕方なく梁がオンラインになったときのためにとメッセージを残すことにした。

その後も梁は現れず、彼女は明るいうちは外で待ち続け、夜になるとネットカフェに入り、ネットをしながら梁がオンラインになるのを朝まで待ち続けた。翌日も同様に過ごしたが、やはり梁は現れなかったそうだ。

梁と落ち合うことができないまま迎えた5日の早朝、ネットカフェから出てきた彼女の手持ち資金はわずか10数元だけに。この時点では、さすがに彼女も騙されたことに気付いていたのだろう。もといた南寧市に帰ろうとするが、10数元では帰りたくても帰れない。現地に知人もいない彼女は、梁を待ち続けて全く寝られなかった2日間の疲れを癒そうと、ひとまず街の広場にある公衆便所で休息を取ることにした。

同日の昼12時頃、公衆便所を訪れた管理人がずっと鍵のかかっている扉を発見。いくらノックしても反応がないことを不審に思った管理人が同僚を呼び、台の上にのぼって中を覗いてみると、女性がピクリとも動かない状態で横たわっていた。驚いた管理人は棒で女性をつついてみたが、やはり反応がない。恐れおののいた管理人は「トイレに少女の死体がある!」と警察に緊急通報することとなった。

警察が現場に到着し、保護されたときにはかなり疲労困憊の状態。警察官が声をかけたり、叩いたりしてやっと目が覚めたそうだ。その後、警察から食事を与えられ、交通費をもらって南寧市へ帰ることができたという。

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