123個に小分けしたコカイン飲み込み密輸、レントゲン写真にくっきり。

2010/02/22 14:54 Written by Narinari.com編集部

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麻薬や覚せい剤などの密輸は世界各地で摘発されていますが、その運搬方法はさまざま。何か小袋に小分けした状態で体内に隠し、税関などをすり抜ける方法はニュースでもよく伝えられていますが、先日、スイスのジュネーブ近くで摘発されたナイジェリア人の男性は、1.7キロものコカインを飲み込んで密輸しようとしていました。

豪紙ヘラルド・サンによると、フランスとの国境付近で6人の男が乗った車が停められたのは、14日の日曜日のこと。6人のうち4人の言動が怪しかったことが理由でしたが、疑いの目を向けた係員が検査のためにレントゲン撮影をしたところ、1人の胃から大量のコカイン入りコンドームが数珠つなぎの状態で発見されたのです。コンドームの数は123個に及び、その全長は5メートル以上。同時に、ほかの3人の男からも、合計1.3キロの薬物が発見されました。  

コカインの致死量は1.2グラム程度だと言われていることからも、小分けにした1つだけでも、その何倍もの量が含まれていたことが分かります。コンドームが破れる可能性も十分にあり、まさに決死の覚悟の密輸だったというわけです。

ちなみに仏通信社AFPによると、スイスとフランスの国境では、過去4か月以内に似たケースが2度報告されているそう。それでも今回ほどの量が体内から発見されたケースは「めったに起こらない摘発」(英紙メトロより)だったようです。

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