毎年春先にかけて本格化する花粉シーズン。もう少し暖かくなると、花粉症の症状に悩まされる人がグッと増えてくるが、本格シーズンの到来を前に、トレンダーズが「花粉症に関する意識調査」を実施した。

この調査は花粉症に悩む20〜39歳の男女（有職者）、各250人（計500人）を対象に行ったもの。まず、花粉シーズンに「ストレス」を感じるものについて複数回答でたずねたところ、トップは「鼻水」（87％）だった。以下、「目のかゆみ」（84％）、「くしゃみ」（73％）と、花粉症の症状に関する項目が続いたが、「マスク」と答えた人も35％と、3人に1人が花粉から身を守るはずのマスクにも煩わしさを感じているようだ。

次に「花粉の時期のストレス度は何点ですか？」とたずねたところ、平均は71点に。ただ、「80点以上」の点数を答えた人は50％と半数に上り、花粉症の人にとって、いかに花粉シーズンが鬱陶しいモノであるかがうかがえる。

そうした溜まるストレスをいかにして解消するかをたずねたところ、「家の中で体を動かしたり、ゲームをする」（26歳女性）、「ゆっくりお風呂に入る」（25歳男性）、「家で好きな音楽や映画を楽しむ」（36歳女性）といった回答が寄せられた。やはり家の中で行えることでストレスを解消している人が多い。

では、花粉症に悩むようになったのはいつ頃からなのだろうか。「花粉症に悩むようになったのは何歳からですか？」とたずねたところ、平均は20歳という結果に。中には「4歳」「5歳」といった物心がついたころから悩んでいる人もいた。

そして、これまでに花粉症対策にかけてきた合計金額について聞いたところ、平均は「77,769円」で、最高額では「100万円」と答えた人も。ちなみに、「この世から花粉症の原因となる「花粉」がなくなるとしたら、いくらまでお金を払えますか？」とたずねたところ、平均は「142,810円」となっている。

さらに「花粉症の時期にあなたがガマンをすること何ですか？」とたずねたところ、最も多かったのは「外出」（44％）に。その理由としては「マスクをして外出しなければならないから」（32歳女性）、「薬で眠くなり、運転に支障があることもあるから」（28歳女性）といった声が寄せられた。以下、「外でのスポーツ」（30％）、「メイク」（18％）、「おしゃれ」（15％）と続き、中には少数ながら「デート」（5％）や「合コン」（3％）も我慢せざるを得ないほど、辛い思いをしている人もいる。

ちなみに、「外出はどれくらい減るかに」ついてたずねたところ、平均は「36％減」。花粉の影響で4割近くも外出が減少するという結果となった。