結婚はパートナーと一生をともにするだけに、相手選びには誰もが慎重になるもの。「かっこいい」「かわいい」といった表層的な部分だけでなく、性格、経済力、将来性、家族関係などを総合的に判断するのは大切なことだ。ただ、完璧な条件を求めるあまり、結婚に二の足を踏んでしまうということもあるため、執着しない程度に相手に求める項目をハッキリとさせた上で、妥協ポイントを探ることも大切だろう。

そうした「結婚相手に求める条件」というトピックは日本でも頻繁に目にするが、先日、英国の出会い系サイトも700人以上の男女に対して条件をたずねるアンケート調査を実施した。すると、多くの人が“中身”に関する条件を挙げ、特にそれらを重視する傾向が見られたという。

英紙デイリー・メールによると、この調査は英国の出会い系サイトUK Datingが行ったもの。731人の男女が回答した結果からは、それぞれが普段から外見の魅力を磨く中、結婚に対しては男女ともにあまり外見は重要視していないことが浮き彫りになっている。

まず男性の回答結果を見ると、3分の1は「品のある女性」をタイプとして挙げた。また、スタイルの良い女性を求めるよりは「自分の両親と上手にやっていけそうな、信頼できる女性」との結婚を願う傾向が現れている。そして「低俗で浮気がちな女性を嫌う」傾向もあったという。

一方の女性は約半数の人が「感じの良い男性を探している」と答え、3分の1は「思慮深い人」を挙げた。同時に、41％は「自分より背が高い人」を求めており、これは「女性は潜在的に背の高さと財産を同等視している」ためらしい。そして、嫌いなタイプとしては「アルコール依存」「利己主義」「暴力的」な男性。精神的に信頼でき、社会的にもしっかりした男性を求めていると言えそうだ。

調査を行ったUK Datingのステファン・ロルト氏は、「多くの男性は“弾けたちょっと悪い感じ”の女性とのデートを夢見るかもしれないが、現実的には信頼できる人と落ち着きたがっているということ」と、男性が結婚相手に求める条件の傾向を解説。結果から見えた男性たちの最も理想的な女性像は、“思慮深く、チャーミングで、タバコを吸わない女性”としている。

そして、痩せすぎのスタイルを指す「サイズ・ゼロ（※米国の洋服のサイズ。一般的に“痩せすぎ”と言われるモデルがこれにあたる）」に憧れる女性には「その理想は神話」とアドバイス。今回の調査結果では、「サイズ・ゼロ」のスタイルを好みとした男性は12％に過ぎず、少なくとも9割近い男性からは求められていないことが明らかになった。そうした外見的なことよりも「男性は未だ母親の承認を望む」と、彼の両親の前で人柄良く接することが重要としている。