高橋尚成投手がメッツとマイナー契約、MLB公式サイトなど米メディア報道。

2010/02/12 06:22 Written by Narinari.com編集部

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FA権を行使し、巨人からメジャー移籍を目指していた高橋尚成投手が、メッツとマイナー契約を結ぶことが明らかになった。メジャーリーグ公式サイトをはじめ、米メディアが一斉に伝えている。

各メディアの報道によると、まだメッツは正式に発表していない(日本時間2月12日6時時点)ものの、年俸は100万ドル(約9,000万円)+出来高50万ドル(約4,500万円)で合意した模様。高橋投手の昨年の年俸は1億3,500万円で、出来高に設定された条件をクリアできれば、これと同程度となる見込みだ。ただ、メジャー昇格の場合には最大で300万ドル(約2億7,000万円)になるとの報道もある。なお、米紙ニューヨークタイムズによれば、先発5番手を期待されているという。

メッツは昨年、ヤクルトからFAとなった五十嵐亮太投手と2年総額300万ドル(約2億7,000万円)で契約を結んでおり、高橋投手はメッツが獲得した通算12人目の日本人選手となる(別項参照)。   

また、高橋投手の獲得にはドジャースも乗り出していたが、地元紙ロサンゼルスタイムズは「Dodgers Blog」の中で「伝えられるところでは、ドジャースは高橋(獲得)に失敗した」との見出しでエントリーを更新。米スポーツ専門局ESPNの記者の話として、メッツと合意したとの話を伝え、高橋投手の経歴を紹介しながら「オリオールズ、レッドソックス、パドレスも高橋に興味があった」としている。

高橋投手は1999年のドラフト1位で、東芝から巨人に入団。1年目(2000年)から24試合、9勝6敗、防御率3.18の活躍を見せ、2001年に9勝9敗、2002年に10勝4敗と、先発ローテーションの一角を担った。2003年、2004年はけがの影響で不本意な成績に終わり、2005年も低迷。2006年はリリーフに回り15セーブを挙げたが、2007年には先発に復帰し、14勝4敗、防御率2.75の好成績を残している。昨年は10勝6敗、防御率2.94だった。実働10年の通算成績は245試合に登板し、79勝66敗15セーブ、防御率3.70。

☆メッツに在籍した日本人選手
1997年 柏田貴史投手
1998年 吉井理人投手(〜99年)、野茂英雄投手
1999年 マック鈴木投手
2001年 新庄剛志外野手(03年も)
2002年 小宮山悟投手
2004年 松井稼頭央内野手(〜06年)
2005年 石井一久投手、高津臣吾投手
2009年 高橋建投手
2010年 五十嵐亮太投手、高橋尚成投手

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