学校の机に落書きで逮捕、ニューヨーク在住の12歳少女は大ショック。

2010/02/07 14:28 Written by Narinari.com編集部

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学生時代、学校の自分の机に落書きをした想い出を持つ人は多いのではないでしょうか。マンガのキャラクターの絵や好きな言葉などを書いていくのは、本当はダメなことだと分かりつつ、ついやってしまいがちなことですが、米国ではこの机の落書きが先生に見つかり、結果として逮捕、手錠をかけられて警察に連行されてしまった少女がいます。

米紙ニューヨーク・デイリーニューズによると、この少女はニューヨーク市郊外のクイーンズに住む12歳のアレクサ・ゴンザレスちゃん。先日、彼女が通っている同地区のフォレスト・ヒルズ中学校で、授業中に先生が宿題を配布しているとき、アレクサちゃんは机に水性マーカーで「友だちのアビーとフェイス、大好き。2月1日、レックス(アレクサちゃんの愛称)」の文字に、スマイリー・フェイスを添えた落書きをしました。

しかし、教師がそれを発見すると、事態は予想外の展開を迎えます。注意を受けて「落書きを消しなさい」と指示されるだけかと思いきや、教師はなんと「学校の器物損壊」との理由で警察に通報。やって来た警察も事情を詳しく把握しないまま、アレクサちゃんに手錠をかけ、警察署へ連行してしまったのです。 

そこから釈放されるまでの数時間、アレクサちゃんは涙を流しながら、親が迎えに来るまで待っていたそう。さらに釈放後も学校からは停学処分を受け、まだ学校に戻ることができていません。

親のマリアーナさんも「本当に悪夢のようだ」(ニューヨーク・デイリーニューズ紙より)とコメント。アレクサちゃんは今まで学校を休むこともほとんどない真面目な生徒だったのに、今回の措置は酷過ぎると訴えています。

ちなみに、クイーンズ地区では2007年には13歳の少女が机の落書きで、2009年にも12歳が同様のケースで逮捕されたこともあるそうです。

確かに学校の集団生活で決まりを守るのは大切なこと。しかし、多少のルール違反――今回の机の落書きのようなケースで逮捕というのは、あまりに厳しすぎると、同地区の学校に通う子どもを持つ家庭からは苦情が続出。中には訴訟に発展しているケースもあるそうです。

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