高津臣吾投手が台湾球界入りを報告、8球団目に「ようやっとるなぁ」。

2010/01/20 05:58 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、台湾野球の興農ブルズと契約した高津臣吾投手が、昨年11月から更新がストップしていた公式ブログを久々に更新。ファンに台湾球界入りを報告している。

1月19日に更新されたエントリー「台湾」によると、興農ブルズへの入団を決断するまでにはいろいろと悩んだそう。「韓国のときもそうだったけど、台湾も一度も行ったことのない国。言葉、食事、文化等わからないことばかり。おそらく野球も今までの3カ国と違う部分もあるだろう」と、現在もまだ不安ばかりが頭をよぎっているものの、「行ったら行ったでそれなりにいいこともあるのでは」と前向きな気持ちを持って台湾に行こうと決めたという。

近年、八百長問題に揺れている台湾球界は、2008年オフに球団ぐるみで野球賭博に関与した米迪亜ティー・レックスと、経営不振に陥った中信ホエールズが解散。昨シーズンから1リーグ4球団となったが、これについて高津投手は「そういった部分では、あまりいいイメージはない」と素直な印象をつづっている。

1990年のドラフト3位でヤクルトに入団し、プロ野球選手としてのキャリアを歩み始めた高津投手は、これまでホワイトソックス→ノーフォーク(メッツ傘下3A)→メッツ→ヤクルト→ウリ・ヒーローズ(韓国)→フレズノ(ジャイアンツ傘下3A)と渡り歩き、今季所属する興農ブルズが実に8球団目。それだけに、「日本、アメリカ、韓国、台湾…マイナーも合わせると8チーム目か。ようやっとるなぁ」と感慨もひとしおのようだ。

なお、今回の台湾挑戦によって、高津投手は日本人としては初めて4つのリーグ(日本、米国、韓国、台湾)でプレーした選手となるだけでなく、台湾でセーブを挙げることができれば、やはり史上初の4つのリーグでのセーブ記録となる。興農ブルズはストッパーとして起用する意向を示しているだけに、けがなくシーズンに臨めれば、早い段階でこの記録も達成となりそうだ。

高津投手は日本で通算286セーブ(歴代1位)を挙げた記録保持者。メジャーでの27セーブ、韓国での8セーブを合わせると、通算321セーブを挙げている。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.