自分のパートナーの行動が最近怪しい。もしかして浮気では……。 そんなとき、やってはいけないと思いつつも、携帯電話チェックをする人は多いかもしれません。見知らぬ番号からの発着信履歴やメールを突き止め、実際にそれが原因で浮気が発覚したというケースはよく聞かれる話です。先日、スウェーデン南部のスケインという街に住むある女性も夫の浮気を疑い、携帯電話のチェックをしようと思い立ちましたが、それがレスキュー隊の世話になることに繋がってしまいました。

英ニュースサイトのレジスターによると、ある日の早朝、女性は夫がまだ寝ている間に、誰かと頻繁に電話やメールのやりとりをしていないか、確かめることにしたそう。そのためにはどこかに隠れてチェックするのがベター。そこで女性は庭の木にある、子どものために作ったツリーハウスに行くことにしたのです。

木に登り、ツリーハウスに身を潜めながら夫の携帯電話をチェックすると、浮気の動かぬ証拠を発見。これは夫を問い詰めなければなりません。

ところが、家に戻ろうとして気が付いたのです。木の上に来たのは良いが、下りられない。誰かの助けを呼ばないと……。かといって、夫を起こすワケにもいきません。いろいろと考えを巡らせた妻は、救急電話の番号をコールしたのでした。浮気をしていた恨めしい夫の携帯電話も、こんなところで役に立つとは、ちょっと皮肉めいています。

スケイン警察のマーク・カールセン氏にとって、この一件は「恐らく、これまで自分が扱ったケースで最も突拍子もない出来事」だったそう。さらに「救出された女性はレスキュー隊に一言感謝すると、すぐさま家に飛び込んで行きました」と、当時の状況を語っています。

その後、家の中で何が起こったかは分かっていません。