今年は日清食品の創業者であり、インスタントラーメンの発明者でもある“インスタントラーメンの父”こと安藤百福氏の生誕百年の節目の年。これを記念する商品として、3月1日に新商品を発売することになった。

安藤氏がこの世に生を受けたのは1910年3月5日のこと。1981年に日清食品社長の座を退き、2007年1月に96歳で亡くなったが、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」、世界初のカップめん「カップヌードル」を発明し、世界の食文化に“革命”を起こした人物として、後世に語り継がれていく偉人だ。

日清食品はこうした安藤氏の偉業をより多くの人に知ってもらうべく、今回の生誕百年の記念商品を企画。安藤氏のイラストを入れた「チキンラーメン 生誕百年記念パッケージ」「カップヌードル 生誕百年記念パッケージ」（※チキンラーメンとカップヌードルそれぞれ1,000万食、計2,000万食の限定販売）を発売する。価格はそれぞれ発売当時と同じで、チキンラーメンは35円（税込み）、カップヌードルは100円（同）。

また、安藤氏の長寿にあやかった「百福長寿麺 鶏だし塩ラーメン」「百福長寿麺 鴨だしそば」も発売。「百福長寿麺」は、長寿を祈願して誕生日のお祝いに長い麺を食べる中国の風習にならい、カップめん史上最長の1本約100センチ（切り出し時）のめんを使用しているのが大きな特徴で、チキンスープの味を愛した安藤氏にちなみ、スープはコクのある鶏ダシと風味豊かな鴨ダシ、具材には鶏ささみと鴨つくねと、徹底的にトリにこだわった商品となっている。