友だちの夫と自分の夫は同一人物だった、SNSで交流しているうちに発覚。

2009/12/27 14:11 Written by Narinari.com編集部

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いまや全世界で多くのネットユーザーが活用しているソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)。かつての友人たちや、趣味の合う仲間を探すだけでなく、SNSがきっかけで恋人を見つけたという話も、もう珍しいものではない。中国でもSNSは活発に利用されており、こうしたサービスを通じて異性と知り合い、結婚に至ったという話はしばしば聞かれる。しかし、先日中国日報が伝えた“SNS婚”の話題は、海外勤務の男性が重婚していたという悪い話。しかも、重婚が発覚したのは、やはりSNSがきっかけだった。

中国日報によると、重婚していたのは浙江省出身の男性。この男性はメキシコで仕事をしていた昨年、中国のSNS「Kaixin001」(※中国で急成長しているSNS)を使って北京在住の女性と知り合い、交際に発展した。彼は中国に帰国した際に女性の家に出入りし、やがて女性は妊娠。その話を聞いた男性は女性とすんなり結婚し、幸せな夫婦の誕生となるはずだった。

ところが男性は、2005年に地元浙江省の女性と結婚していたという、大きな秘密を隠していた。「メキシコで仕事をしているので、なかなか家には帰れない」と説明し、海外勤務であることを悪用。帰国した際には、北京の女性と浙江省の女性の家を行き来していたそうだが、2人の女性には怪しまれることなく、重婚生活を楽しんでいた。しかし、そんな生活は長続きせず、悪事を働けば天罰が下る典型的な例になってしまう。

ある日、妻の一人が「Kaixin001」で、夫がフレンドリストに登録していた一人――偶然にも、もう一人の妻――を“友だち”に加えた。これにより男性の妻同士がSNS上で接触。しかも、妻たちはチャットなどを通して本当に友だち付き合いを始めてしまう。やがて、お互いが既婚者であることを知った2人は、結婚式の写真を見せ合うことになったのだが、そこに写っていたのは同じ男性で、この時点で初めて「自分の夫が他人とも結婚している」事態に気が付いた。

驚きの事実に直面した2人は、すぐに警察へ通報。しかし、状況を知った男は往生際が悪かった。

中国は二重国籍を認めていないものの、この男性はメキシコ滞在中に同国のパスポートも取得。2つのパスポートを駆使して、海外を飛び回っていた。そこに今回の訴えがあったため、男性は中国のパスポートを取り消した上で、メキシコのパスポートを使って逃亡。今年3月の通報にも関わらず、時間だけが過ぎていった。

そして12月18日、密かに実家を訪ねていた男性を警察が逮捕。週が明けた21日に北京へ移送され、この事件が公にされたという。

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