一生に一度は訪れたいパリのクリスマス、味のある街並みが一層華やかに。

2009/12/21 13:58 Written by Narinari.com編集部

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今年もクリスマスまであと数日。イルミネーションで彩られ、華やかな雰囲気に包まれている街を眺めながら、暖かな気持ちになっている人も多いのではないだろうか。こうしたイルミネーションは世界各地で行われ、世界的に知られるものもあるが、中でも「世界一の美しさ」と呼ばれるのが、シャンゼリゼ通りをはじめとするフランス・パリの街並みだ。

もともと味のある街並みのパリが一層華やかになるこのシーズン。パリっ子のみならず、世界各地から観光客が訪れ、格別な雰囲気を楽しんでいる。パリという街そのものが“展示物”であることを、改めて気付かせてくれると言っても過言ではない。

街の中ではクリスマス市(マルシェ)がいくつも催されているが、最も楽しい雰囲気が溢れているのは、やはりシャンゼリゼ通り。多国籍の屋台で食べ物を買い、シナモンや蜂蜜の香りの良いヴァン・ショー(ホットワイン)やグロック(ラムベース)を飲みながら通りを眺めていると、時間が過ぎるのを忘れてしまうほど、その光景に引き込まれてしまう。

パリのシンボルのひとつ、エッフェル塔は今年が120周年ということもあり、一年を通していろいろな催しが行われ、10月末からは特別なイルミネーションが点灯。通常は白い光が点滅するシンプルなものだが、現在はいろいろな色に光が変わるイベントを実施している。普段とは異なる色合いのエッフェル塔もなかなか趣深い。

ほかにもオテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎)や有名な百貨店ギャラリー・ラファイエット、プランタン、エルメスなどのブランドショップなど、至るところがキラキラだ。

街中にある雑貨店などを覗いてみると、今の季節は「キリスト降誕の様子」をモチーフにした小さな人形「クレーシュ」もたくさん販売されている。宗教的な意味合いがある人形なので、日本ではそれほどなじみはないかもしれないが、かわいらしいデザインのモノもたくさん。ざっくり“行事に合わせて飾る人形”という意味では、日本のひな人形や五月人形の感覚に近いかもしれない。

日本のクリスマスも華やかでもちろん楽しいものだが、それともまた異なる美しさと、街のそこかしこから感じられる「キリストの誕生」を祝う意識が融合されたパリのクリスマスも実に魅力的だ。一生に一度は訪れる価値があり、一度訪れればまた来たいと思わせるパリのクリスマス。皆さんも機会があればぜひ。

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