パンクブーブー優勝の「M-1」興奮から一夜、敗者たちの“敗戦の弁”。

2009/12/21 07:54 Written by Narinari.com編集部

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2006年のチュートリアル以来となる完全優勝(審査員満票)で、結成9年目のパンクブーブーが栄冠を掴んだ「M-1グランプリ」決勝から一夜。ファイナリストとして出場したものの敗れた芸人、敗者復活を勝ち上がることができなかった芸人たちの“敗戦の弁”が各公式ブログにつづられている。

敗者復活戦を勝ち上がり、2年連続の「M-1」制覇に向けて決勝の舞台に臨んだNON STYLEの井上裕介はエントリー「ありがとうございました」を更新。優勝はできなかったものの、「今年は敗者復活から決勝の舞台にあがれて、なおかつ2本漫才が出来て、本当に幸せなことです」と、決勝1回戦だけでなく、その先の最終決戦まで残り、ネタを2本披露できたことには充足感もあるようだ。また、「負けはしましたが、本当に清々しい気分」と心情をつづり、「今年、M-1に出ると決めたときは賛否両論、色々あって辛い思いもしましたが、今となっては本当に出て良かったなぁっと心より思います!!」と振り返っている。 

今年がコンビ結成10年目で、最後となる「M-1」に並々ならぬ意欲を燃やしていたキングコングは敗者復活戦で敗退。西野亮廣はエントリー「最後は大井競馬場で」で「自分のエントリーナンバーが呼ばれなかった瞬間、ライブに足を運んでくれたお客さんや、お世話になっているスタッフさんや、一緒に番組をやっているメンバーの顔が次々に浮かんできてこみ上げるものがあった」そうだが、次の瞬間に同期のNON STYLEが敗者復活戦の勝者として名前を呼ばれたときには「とても嬉しくなった」という。率直な気持ちは「不思議なもので、意外にもスッキリとした気分」「やるだけやって、ズッコケたから悔いはない」。

昨年は「M-1」ファイナリストに名を連ねながらも、今年は敗者復活戦に回り、勝ち上がることのできなかったU字工事の益子卓郎は「M1敗者復活頑張りましたがダメでした。ラストイヤーだったんでなんとか結果出したかったんですが力及ばずでした」と無念そう。同じくU字工事の福田薫は「気持ち的には、高校野球で三年生の夏の大会が終わった感じです!」と表現しながら悔しさを滲ませている。

敗者復活戦に臨んだ芸人の中で、唯一ネタ中にトチってしまったハイキングウォーキング。松田洋昌はエントリー「きゅうたろう」で事の顛末をつづっている。ミスをしたのは相方の鈴木Q太郎で、言うべきセリフのところでボーッと客席を見ながらニコニコ、約3秒の変な間を作ってしまった。やむを得ず「お前のセリフだよ!」と突っ込むとセリフを言い出す……かと思いきや言い出さず。「なんてこった…まるごと飛んだか!」と思い、仕方なく次に進もうとしたところでセリフを言い出すという、グダグダの漫才になってしまった。これには「おぉぉぉぉい!マジかよ!」「M1だぞ!いや、関係ないや、ネタ中ボーッとすんなよ」と怒りを覚えたそうだが、「まぁ、正直言い訳聞いて笑っちゃったけど。まぁ…これが僕の相方なんだな…と納得するしかない」と、やや諦め模様だ。

ほかにも敗者復活戦で敗れた芸人は続々とブログを更新。チーモンチョーチュウの白井鉄也は「ザオリク〜しかし、MPが足りなかった」、ダイアンの津田篤宏は「悔しいM-1悔しい」、オリエンタルラジオの藤森慎吾は「決勝に行くにはもっともっと面白くなければいけなくて、まだまだやれることもある!と前向きイクだ!」、チャド・マレーン(旧ジパング上陸作戦)のチャド・マレーンは「(10年目で最後のM-1挑戦を終え、来年以降は)今まで手の届きそうなところにあった、最高の舞台であるM-1の決勝戦は、ないから。その舞台に敵う場なんて、そうないと思うだけに、うぉ〜〜!」と、それぞれの想いをつづっている。

Wエンジンのえとう窓口は、優勝したパンクブーブーの佐藤哲夫とは同郷ということもあり、「すご過ぎますよ!!! まさに大分が産んだスターですよ!!!!!」と興奮気味のエントリーを更新。もともと「事務所も違うし、あまり面識がなかった」そうだが、「M-1」の予選で何度か会ううちに意気投合、「同じ大分出身として、有名になって大分を盛り上げましょう!!」と話していたという。Wエンジンは敗者復活戦では選ばれず、決勝の舞台には立つことができなかったため、その心中は「正直悔しくもありましたっ!!!」。ただ、来年はコンビ結成10年目、つまり「M-1」ラストイヤーを迎えることもあり、「絶対に、絶対に決勝戦の舞台に立ち、優勝したいと思います!!! 本気でそう思います!!! そして、2年連続大分出身芸人がM-1チャンピオンという快挙を成し遂げたいと思います!!!!!」と強い決意をつづっている。

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