現役引退の赤星憲広外野手を惜しむ声、同僚・他球団選手もブログにつづる。

2009/12/10 23:56 Written by Narinari.com編集部

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12月9日に、「中心性脊髄(せきずい)損傷」による首の痛みを理由に、現役引退を発表した阪神の赤星憲広外野手。その突然の引退発表は野球界、ファンに大きな衝撃を与えたが、9日夜から10日にかけて、阪神のチームメイトや他球団の選手も、赤星選手への想いをブログにつづっている。

赤星選手と同じく、2000年のドラフトで阪神に入団し、1番、2番でコンビを組んだこともあるヤクルトの藤本敦士内野手は、10日にエントリー「赤星憲広!」を更新。先日、電話で引退の報告を受けた際には「嘘でしょ!冗談はやめて下さい」と思わず言ってしまったそうだが、話を聞いていくうちに「相当な覚悟で決断した」ことがわかり、また、「赤星さんは何度か僕に対して引退すると信号を出してくれていました。その事に僕が気付けなかった」ことを悔やむようになったという。引退会見のあとは、福原忍投手(阪神)や濱中治外野手(オリックス)らとともに、赤星選手を囲んでお疲れ様会をしたそうだ。

濱中選手も9日にエントリー「赤星さん引退!」を更新。「尊敬してた先輩なので、本当に残念です」と引退を惜しみ、「自分の事だけじゃなく、事務所に所属してる選手の事をいつも気にかけてくれる赤星さんをいつも尊敬していました」と想いをつづっている。

阪神のクローザーを務める藤川球児投手は、10日にエントリー「寂しいです…。」を更新し、「今は、ただショックで残念で言葉がありません」。まだ赤星選手とは直接話をしておらず、少し時間をおいてから連絡をとってみたいと考えているそうだ。また、今オフは中継ぎ陣のジェフ・ウィリアムス投手やスコット・アッチソン投手もチームを去ったことにも触れ、「今年は特に阪神タイガースを強くしてくれた選手達が居なくなって行くので寂しいですよね」と現在の心境を明かしている。

阪神先発陣の大ベテラン、下柳剛投手も10日にブログを更新し、エントリー「赤星引退について」で「残念。その言葉しかありません、全力プレーの代償がこんな形で出たのは悔し過ぎます」「よく馬鹿話をする仲間だったので来年ロッカーに居ないのは淋しすぎます」と辛い胸の内を吐露。「手術してリハビリしたら、又グランドに立てるんじゃないかと思う気持ちがあります。少しの猶予もなかったのでしょうか」と、速すぎる引退の決断を惜しむ気持ちでいっぱいのようだ。

また、オリックスの大引啓次内野手は、チームは違うものの、プライベートで赤星選手と親しくしているそう。9日に更新したエントリー「悲しすぎる」では、「現役引退という報せを聞いて思わず言葉を失ってしまいました」「あまりに突然な出来事で悲しくて仕方ありません」とつづり、「自分なんかが赤星さんの変わりにやれることなんて何にもないけれど 赤星さんがやり残したことをプロ野球の発展のために どこまでやれるかわからないけど力を注いでいきたいです!!」と、新たな決意を滲ませている。

ソフトバンクの斉藤和巳投手も10日にブログを更新。斉藤投手と赤星選手は「グラウンドや選手会の会議とかでしか会わない」関係で、それほど突っ込んだ話をすることもなかったそうだが、それでも高いプロ意識から引退することを知り、「なんとも言えない気持ち」「ただただ…、寂しい気持ち」になったという。そして2003年の日本シリーズで対戦したときのことに触れ、「(周囲は金本知憲外野手を意識していたものの)僕は内心では『赤星さん』を意識していたのを覚えています」と振り返っている。  

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