好きすぎて名前をスナックの商品名に変更、友人の挑発がきっかけ。

2009/12/04 15:24 Written by Narinari.com編集部

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自分が一生付き合い、身内の願いや何らかの意味が込められている名前。日本では特別な事情がない限り、改名したという話が聞かれることはないが、海外では少々様子が異なるようだ。11月にはお金に困った19歳の米国人が「自分の命名権」をオークションサイトのeBayに出品した話題が伝えられたが、今度は、自分の名前をお菓子の商品名に変更したという英国人男性が現れた。

配管工として働く26歳のクリス・ハントさんは、小さい時から「モンスター・マンチ」というスナック菓子が大好き。「モンスター・マンチ」は英菓子メーカーのウォーカーズが販売しているコーンスナックで、味のバリエーションも豊富に揃い、子どもの間で人気を集めている。ハントさんは、朝食にオニオンピクルス味、昼はローストビーフ味、夜は辛いフレーミンホット味と決め、毎日3袋を食べるという筋金入りのファン。「中でもローストビーフ味がお気に入り」(英紙デイリー・テレグラフより)のようだが、生活の中では変化も必要と、あえて3食で味を変えている。

それほどまでに愛してやまない「モンスター・マンチ」は、ハントさんにとってはもはや食材のひとつ。それだけで食べるのではなく、サンドイッチに挟んだり、ミルクをかけてみたりと、いろいろな食べ方を研究している。そうした長年の経験の結果、彼にとっては「たぶん、炒めるのが良い」こともわかったそうだ。

そんなハントさんはある時、友人たちから「そこまで好きなら、自分の名前も変えてみろ」と挑発されたという。これにハントさんは黙っていなかった。本当に自分の名前をモンスター・マンチに変更。その証拠として、彼はデイリー・テレグラフ紙に変更の証明書とクレジットカードを披露している。現在は「モンスターとかマンチさんって呼ぶように求めてる」(デイリー・テレグラフ紙より)そうで、本人は特に問題なくこの名前を受け入れてるようだ。

一方の友人たちはビックリ。しかし、友人の一人、ポール・サンダーソンさんは少し反応が異なる。「クリスはいつも、ちょっとクレイジーだったんだ」(デイリー・テレグラフ紙より)と、本当に実行した彼にやや呆れ気味で、「彼が望んでるんだから、僕は彼をモンスターって呼ぶよ」と、反応は薄めだ。

大切な自分の名前をいとも簡単に変えてしまう“モンスタ−・マンチ”さんの行動。「名は体を表す」という言葉も重んじる日本人にとっては、理解しにくいところかもしれない。

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