米カルフォルニア州サンタローザにお住まいのケビン・マッカーシーさんと妻のミッシェルさんは、3か月前に家を購入し、引っ越してきたばかりの夫妻。先日、自宅の裏庭に生えているナラの古木の幹が腐り始めていることに気が付きました。この木は、大きさからして樹齢150年ほど。そろそろ朽ち果ててもおかしくはありません。そこでマッカーシーさん夫婦は業者に連絡を入れ、木を抜くことにしました。

業者は大がかりにクレーン車を引っさげて登場。腐りかけている木のこと、クレーン車で幹を引っ張れば確かにすぐに抜けそうです。ところがこの木。“最後のあがき”とばかり、なかなか抜けない。さながら「古木vs.クレーン車」という力比べの状態になってしまいました。クレーン車を操作していた業者さんも驚いたことでしょう。

拮抗する両者の闘い。すると突然クレーン車はバランスを崩すと、車体もろとも持ち上げられ、倒れてしまったのです。しかも悪いことに、倒れたクレーン車の下にはマッカーシーさんのお家が……。

幸いご夫婦は家の中には居なかったためケガ人は出ませんでしたが、悪いことは重なるもの。実は彼らが家を不在にしていた理由が、交通事故を起こしたミッシェルさんをケビンさんが迎えに行っているときだったのです。

帰宅後、自宅がクレーン車に押しつぶされている光景を見てさらなるショックを受けたことは想像に難くありません。