20歳の仲里依紗は1970年代にメロメロ「すごくオシャレだと思った!」。

2009/11/12 08:28 Written by Narinari.com編集部

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来年3月の公開を前に、すでに大きな反響を呼んでいる映画「時をかける少女」。1983年の大林宣彦監督版(主演:原田知世/実写)、1997年の角川春樹監督(主演:中本奈奈/実写)、2006年の細田守監督版(アニメ)に続く4度目の映画化となる今作は、アニメ版で声優を務めた仲里依紗を主演に起用したことでも話題となっているが、11月11日に完成披露試写会が行われ、舞台挨拶に仲里依紗、中尾明慶、谷口正晃監督が登壇した。

原作の主人公の娘で、今作の主人公である芳山あかり役を演じた仲里依紗は「2010年版の『時をかける少女』は、まったく別物です」と、過去3度の映画版とはまた異なる、新しい「時をかける少女」であると説明。アニメ版の仕事を終えたあとも「いつかまた『時をかける少女』に関わる仕事をしたい」と思っていたという。

主人公は母親がまだ若かった頃の1970年代にタイム・リープするが、仲里依紗はまだ生まれていなかった(1989年生まれ)1970年代の光景が新鮮だったようで、「ファッションや髪型とか街の風景が、すごくオシャレだと思いました! 今、前髪パッツンやボブカットが流行っているので、『時代は回ってるんだなぁ』と思いましたね」と、すっかり気に入った様子だ。

同じく1970年代を知らない、主人公がタイム・リープした先で出会う大学生役の中尾明慶(1988年生まれ)は、「自分の父親に、当時本当に長髪の男がいたのかどうか」を教えてもらって役作りをしたそう。「僕の70年代のファッションも予想以上に似合ってたと思います(笑)」と本人は気に入っていたようだが、仲里依紗からはすかさず「(明石家)さんまさんみたいだったよね」とツッコミを入れられる一幕も。

谷口監督はそんな2人について「ふだんこうして話していると、まだあどけない感じがするんですけど、2人とも小手先の芝居をしないで、役を深く受け止めて、本当によく頑張ってくれました」と高く評価。現場では何度も泣かされたそうだ。

新作の「時をかける少女」は、原作の主人公である芳山和子(安田成美)の一人娘で、2010年に生きる18歳女子高生の芳山あかり(仲里依紗)が、交通事故で入院中の母に代わって1970年代にタイム・リープ。そこで若き日の母と、幼い頃に別れたきりの父との意外な青春時代を目にすることに……というオリジナルストーリーが繰り広げられる。


☆「時をかける少女」作品情報
出演:仲 里依紗、中尾明慶、安田成美
青木崇高、石橋杏奈、千代將太
柄本時生、キタキマユ、松下優也 / 勝村政信、石丸幹二
原作:筒井康隆(「時をかける少女」(角川文庫、角川つばさ文庫)
監督:谷口正晃
脚本:菅野友恵
撮影:上野彰吾
照明:赤津淳一
美術:舩木愛子
編集:宮島竜治
録音:小川武
配給:スタイルジャム
公開:2010年3月、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国ロードショー

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