ボランティア消防隊員が空き家に放火、素知らぬ顔で消火活動に参加。

2009/11/05 13:36 Written by Narinari.com編集部

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米国の消防隊員(ファイヤー・マン)には、給料を受け取って働くキャリア隊員と、地域への奉仕として働くボランティア隊員があります。キャリア隊員は大都市に多く、逆にボランティア隊員は小規模な地方自治体に多いスタイルです。

テネシー州のハミルトン郡にあるモーブレイ・マウンテン消防団も、ボランティアから構成される組織。ここに今年6月まで所属していた19歳のジョージ・ルイスと18歳のウィリアム・ハリスは、消防活動に憧れてこの消防団に所属した若い青年でした。

しかし二人は消防隊員になってみたものの、思っていたよりも火事が少なく、活躍する機会があまりないことに気がつきました。まだティーンエイジャーの彼らのこと。活躍への期待が大きかった分、拍子抜けしてしまっていたとしても、仕方のないことかもしれません。

でも、だからといって誰もいない民家に忍び込んで火を付け、通報を受けて素知らぬ顔で消火活動にあたるのは、言うまでもなくあってはならない話です。

この地域では最近、不審火とみられる火事が相次いでいたそう。そこで捜査を行った結果、放火はこの二人の消防隊員が自ら“ヒーロー”となるべく仕組んだものだと判明、逮捕となりました。

放火は重罪。このケースでは最大で懲役15年、罰金10,000ドルの判決が下される可能性もあるそうです。

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