本場の「サロン・デュ・ショコラ」で見かけた美しいチョコレートの数々。

2009/10/19 02:11 Written by Narinari.com編集部

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10月14日〜18日の期間、パリの見本市会場ポルト・ド・ヴェルサイユで開催された「サロン・デュ・ショコラ」。その会場にはたくさんのブランドのブースのほかにも、さまざまな美しいチョコレート細工・オブジェの展示や実演などが行われていた。どのような様子なのか、会場に潜入したナリナリドットコムのフランス特派員がお届けする。(※ブランドブースの話題は //www.narinari.com/Nd/20091012462.html を参照)

数ある展示の中でも目を引いたのは、ショコラティエたちの技術の粋が詰まった美しいチョコレート細工だ。手に取れる程度の大きさのチョコレートに細やかな細工を施した作品や、「これがチョコレート!?」とビックリするような作品などが並べられている。その形状や模様、華やかさは、美術品といっても過言ではない出来映えの作品も多い。

大きな作品では、チョコレートの洋服(※ファッションショーで披露されていた“チョコレートを採り入れた洋服”とは異なり、より工芸的な“すべてがチョコレートでできた洋服”)や、コンクールも開かれたチョコレートの生け花、各ブースに飾られたオブジェ(ピエール・マルコリーニや、ダロワイヨの15周年記念オブジェなど)といったモノも。

ちなみに、パリの新聞でも紹介されたほど、迫力のあるチョコレート細工として来場者の目を釘付けにしていたのが、ベルギーの「レオニダス」によるオペラ座(オペラ・ガルニエ)。かの有名な「オペラ座の怪人」の舞台となった歌劇場の建物をモチーフにした、まるで精巧な模型のような立派なオブジェだ。正確なスケールは分からないものの、横幅は大人が5〜6人並んだ程度、高さは150センチほどはありそうなほどだった(※目測値)。

チョコレート細工は展示された作品だけでなく、実際に購入できる“商品”もある。花や野菜、動物などを象った色鮮やかなチョコレート細工は会場に彩りを添え、また、細工の実演販売なども行われていた。

「サロン・デュ・ショコラ」は各ブースでチョコレートを購入したり、試食したりする“食べる”部分に加え、こうした美しいチョコレート細工を“見る”楽しみも多い。チョコレートに囲まれ、幸せなひとときを過ごしたことは言うまでもない。

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