仲間だと思ったらサメだった、ダイビング中に体長3mのサメがガブリ。

2009/10/16 11:34 Written by Narinari.com編集部

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マット・ボーエンさんは、世界一周旅行を楽しんでいる23歳の英国人。しかし、旅の途中で立ち寄ったオーストラリアで、2か月近くの入院生活を送ることになる。仲間とスキューバダイビングをしていたとき、突然現れた体長3メートルのサメに足を噛まれたためだ。

オーストラリア滞在中にダイビングの資格を手に入れたボーエンさんは、すぐにダイビング仲間と共に海の世界を楽しむようになった。“その日”はオーストラリア西部の沖合で、ダイビングパートナーのカナダ人女性、アレックス・マクファディンさんと水深30メートルほどの場所で潜水。すると、ボーエンさんは「足を持って行かれる」感覚に襲われたのだが、いつも仲間と海中でじゃれ合っていたこともあり、このときもマクファディンさんがからかってきたと思ったという。

ところが、実際には体長3メートルほどのサメが足をガブリ。そのときの様子をボーエンさんは「本当に痛みは感じなかったんだけど、突然活発に、そして凶暴に動いた」(英紙サンより)と振り返っている。

足に噛みついたまま暴れ出したサメを目の当たりにして、ようやく事態を飲み込んだボーエンさんは、すぐさまサメの頭に向けてキックを続け、とにかくサメを離そうと必死に抵抗。マクファディンさんも応援に駆け付けサメを攻撃し、なんとか引き離すことに成功した。

後に英放送局BBCのインタビューに答えたボーエンさんは、「サメに足を食べられている感覚はあった」そうで、具体的には「足が麻痺した感じ」だったと語っている。しかし、難を逃れて海面への浮上中に足から流れ出る血を確認し、ヨットの上で我に返るとようやく事の重大さを認識。噛まれた部分は痛々しく、ボーエンさんはそれを見た瞬間「ショックを受け、激痛に襲われて、しばらく意識がもうろうとする」状態に陥った。

その後、病院に運ばれてから2週間はベッドの上で動けず、皮膚移植手術も受けることに。6週間にわたって治療を受けた結果、現在はもう元のように歩けるまで回復しているそうだ。なお、ボーエンさんは今後、ニュージーランド、タイ、カナダに立ち寄ってから、英国に帰国する予定だという。

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