ダイソンが「羽がない扇風機」を発表、独自の技術で高い安全性を実現。

2009/10/13 20:22 Written by Narinari.com編集部

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いまから100年以上前、19世紀後半に電気で動く製品が発売されて以来、長い年月にわたり「羽(プロペラ)が回転する」というスタイルが大きく変わることがなかった扇風機。しかし、サイクロン式の掃除機でおなじみの英ダイソンが、画期的な“羽がない扇風機”「Dyson Air Multiplier」を開発、来年から英国や米国市場などに投入することを発表した。価格は10インチモデルが299.99ドル、12インチモデルが329.99ドル。

「Dyson Air Multiplier」はモーターを格納した円柱の台の上に、輪っかを乗せたようなデザイン。ダイソンは独自の技術で羽を使わずに空気を増幅させ、輪を通して正面方向に空気を流す仕組みを開発し、製品化にこぎ着けた。一般的な扇風機に比べ、なめらかな気流になることも大きな特徴だという。

また、「Dyson Air Multiplier」は安全性も抜群。羽が存在しないため、子どもが誤って手を突っ込み、ケガをすることもない。また、メンテナンスの面でも優れ、羽にホコリがたまる心配がないので、お手入れもカンタンだ。

初めて登場する製品ということもあり、まだ価格は高めだが、果たしてこの“羽がない”というスタイルが近い将来の扇風機のスタンダードとなるのか。その売れ行きや製品への消費者の評価に注目しておきたいところだ。

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