実際に商品化されるかも? 公募の「未来のケータイデザイン」受賞作発表。

2009/10/06 23:35 Written by Narinari.com編集部

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閉塞感漂う現在のケータイデザインに一石を投じる企画として、一般からデザイン案を募った富士通の「モバイルフォンアワード2009」。“2011年のケータイ”をデザインする「リアル部門」と、未来のケータイをデザインする「ドリーム部門」の2つで構成され、「リアル部門」の受賞デザインは実際に商品化される可能性があるという、ビッグなおまけが付いていることでも話題を呼んだコンテストだ。6〜7月の募集期間に寄せられたデザイン案は実に約2,000点にも上ったが、その結果となる受賞作品が10月6日に発表された。

グランプリに選ばれたのはJin-gwon GOさんの作品「Gesture」。「手振り(ジェスチャー)」によって起動するインターフェースで、ユーザーが簡単に使えるようなケータイをイメージしている。準グランプリ(リアル部門)は、帰宅直後の手洗いやうがいの際に、子どもが一緒に洗えるケータイをデザインしたYANさんの作品「soap.」。準グランプリ(ドリーム部門)は、紙のように極めて薄いデバイスをコンパクトに折り畳んだり、開いたりして使えるHanna SahlenさんとSachiko Munakataさんの作品「FOLD-A-PHONE」が選ばれた。

このほかにも、スティックのようなデザインの端末からキーボードと画面を投影して使用する「Adjustick」(田中泉さん/審査員特別賞)、複数のケータイを繋げて使う「おすそわケータイ」(安間幹さん、石垣陽さん、田中義久さん/審査員特別賞)、擬態のようにケータイを置いたところの表面テクスチャーを取り込む「chamelephone」(田渕寛之さん/審査員特別賞)など、個性的なデザインの全24作品が選出されている。

なお、審査は、作品がニューヨーク近代美術館のパーマネント・コレクション(永久保存)に選定されているプロダクトデザイナーの喜多俊之氏、世界三大広告賞でも受賞経験のあるアートディレクターの水野学氏、日経デザイン編集長の下川一哉氏、アートディレクターでDESIGN ASSOCIATION会長の浅葉克己氏、富士通執行役員常務の佐相秀幸氏、富士通デザイン代表取締役社長の加藤公敬氏の6人が担当した。

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