結婚から離婚までの時間は6日と8時間5分、中国「999婚」のある結末。

2009/09/22 20:25 Written by Narinari.com編集部

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“永遠”を意味する“久”と発音が同じことから、中国では縁起が良い数字として親しまれている数字の“9”。今月9日は、「2009年9月9日」と9並びの日だったことから、縁起を担いで結婚するカップルが増えていると話題を呼んだばかりだが、このたび「999婚」をしたある女性が早くも離婚したことをブログで告白。“永遠”どころか1週間も結婚生活を持続できなかった「999婚」に、中国のネットユーザーからは呆れる声も上がっている。

話題を呼んでいるブログは「ge5806」と名乗る人物の9月17日付けエントリー。「結婚して離婚するまで6日と8時間5分」というセンセーショナルなタイトルが付けられたこのエントリーは、新婦と思われる女性が2009年9月9日午前2時に結婚証を取得してから、9月15日午前10時に離婚するまでの経緯をつづったものだ。これを読むと、2人の間では結婚当日から言い争いが頻発し、まるでジェットコースターのように猛スピードで離婚に至ったことが理解できる。

9月9日の結婚後、最初の言い争いは結婚当日のことだった。2人は結婚証を取得後、午前4時頃まで遊び、ひとまず就寝。彼女は遊び疲れていたため夕方4時まで寝てしまうのだが、どうやらその日は新郎の親戚を訪れる予定があったようで、いつまで経っても起きてこない彼女に新郎はカンカン、2人の間に不穏な空気が流れ始めたという。

その後数日間、今度は新居の内装問題で衝突を繰り返す。9月10日には床板、翌日の11日には湯沸かし器、12日には冷蔵庫を選ぶ際にケンカが勃発。13日には彼女自身も覚えていないそうだが、何かしらの問題で言い争いになり、「外出さえしなかった」とつづっている。14日には台所のレンジフードを買いに出掛け、彼女が最新かつファッショナブルなレンジフードを購入しようとしたところ、新郎は「いらない。デザインが良くても質が良いかどうかはわからないじゃないか」と断固拒否。2人はまた言い争いを始めてしまったそうだ。

言い争いが始まるのはそれまでと同じだが、レンジフードのケンカはいつもと違っていた。新郎が続けて放った「キミは料理ができないし、これまでろくにご飯を作ったこともないのに、レンジフードなんて何の関係があるのさ」との言葉を受け、彼女の怒りは頂点に。と言うのも、結婚前に新郎は彼女に対して「料理が作れなくても大丈夫。僕が毎日作ってあげる」と甘い言葉をささやいていたそうで、今さら料理ができないことに文句を付けてきた新郎のことが「許せなかった」らしい。そして、彼女は離婚を決意。「ここ数日間、ケンカしたことに何の意味があったのか!?」と、怒りを吐き出している。

2人は翌日15日に民政局を訪れ、離婚手続きを行ったそう。結婚手続きとは異なり、離婚手続きには5分と時間がかからなかったらしく、ブログのタイトルの半端な「5分」はそこから生まれたものだという。

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