「恋して悪魔」がフジ火曜22時枠の最低視聴率、「喜多善男」下回る。

2009/09/10 23:03 Written by Narinari.com編集部

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9月8日に最終回を迎えた中山優馬主演ドラマ「恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜」の全10話平均視聴率が6.6%となり、フジテレビ火曜22時枠の視聴率としては、歴代最低記録を更新したことが明らかになった。これまで歴代最低だったのは、2008年の冬ドラマ(1〜3月)として放送された「あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜」(主演:小日向文世/全11回)の7.1%で、これを大きく下回る結果となっている。

振り返れば「恋して悪魔」は7月7日に第1回が放送された直後から、その先行きを案じる声が上がっていた。第1回の視聴率は8.5%。火曜22時枠で初回10%割れだった作品は過去5年さかのぼっても例がなく、それまでの歴代最低の平均視聴率だった「喜多善男」でも、初回は12.7%を記録していたためだ。

第1回以降、「恋して悪魔」の視聴率は下降線をたどり、第5回では底となる5.3%を記録。その後、最終回に向けてジワジワと視聴率を上げたものの、結局、最後まで10%の大台を超える――どころか、9%台にも乗せることができず、最終回(第10回)は7.5%でフィニッシュとなった。

ただ、救い(?)なのは今年の夏ドラマは全体的に低調なため、「恋して悪魔」が“09年夏ドラマ最低視聴率”という事態は回避できそうなこと。今クールの最低視聴率は9月11日に最終回を迎える「コールセンターの恋人」(テレビ朝日系)でほぼ確定(9回までの平均視聴率は6.1%)しており、ジャニーズ主演ドラマが“クール最低”となることはなさそうだ。

ちなみに、「低視聴率」と「酷評」ばかりが話題となった実写ドラマ版の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(TBS系)は、第5回までの平均視聴率が8.9%と、10%の大台を超えていた第1回(12.2%)と第2回(11.3%)の“貯金”のおかげで、「恋して悪魔」ほどの数字にはなっていない。

「恋して悪魔 」は人間界にやってきた吸血鬼(中山優馬)が人間になりすまして高校に潜入、担任教師(加藤ローサ)との恋に落ちていくというストーリー。“ジャニーさんのお気に入り”と言われる中山優馬が15歳にして主演を務め、ジャニーズの先輩の近藤真彦や、姜暢雄、堀内敬子、高橋ひとみらが出演していた。

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