KDDIが「iida」ブランドの新端末2機種、「カドケシ」デザイナーの端末も。

2009/09/09 13:01 Written by Narinari.com編集部

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「au design project」をはじめ、デザインにこだわった端末を投入してきたKDDIが、今年4月から展開を始めた「iida」ブランド。そんな「iida」ブランドの新端末として、「PLY」(プライ)と「PRISMOID」(プリズモイド)の2機種が発表された。また、コンセプトモデルとして、“全く新しいモバイルプロダクト”の「Polaris」(ポラリス)も発表されている。

「PLY」は、MoMA (ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクション(永久収蔵品)に選定されたことでも知られるヒット文具「カドケシ」の神原秀夫氏がデザインを担当。「層が積み重なる」という発想から生まれた端末で、異なる着色が施された5つの薄い層によって構成されている。スペックは3.0インチ液晶、319万画素のオートフォーカス対応CMOSカメラなどを搭載し、本体色はbrown、pink、blackの3色。

「PRISMOID」は、auの端末「INFOBAR」や「neon」などで知られる深澤直人氏がデザインを担当。「昔の人が思い描いたであろう未来」を表現した端末で、四角錐台をふたつ重ね合わせた形状をしている。スペックは2.7インチ液晶、197万画素のオートフォーカス対応CMOSカメラなどを搭載し、本体色はGREEN、MAT BROWN、WHITEの3色。

コンセプトモデルの「Polaris」は、ケータイでありながら、学習機能を持ったロボットでもあるという、新しいタイプの球体型モバイルプロダクト。新興ロボットメーカーのフラワー・ロボティクス社が開発パートナーを務める。常に持ち歩くケータイでユーザーのライフログを記録し、球体型ロボットにセットすると、記録した情報を分析・学習。その結果をテレビモニターに表示して最適なアドバイスを提供するという。

なお、今回発表された「iida」ブランドの2機種およびコンセプトモデルは、9月10日から、東京・原宿の「KDDIデザイニングスタジオ」で展示される予定だ。

「iida」の名称は「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字を取ったもの。ケータイに求められる要素がスペックからデザインへと変化していく中で、外部デザイナーとのコラボにより、“ユーザーの暮らしをデザイン”する端末を提供していくことを目的に立ち上げられたブランドだ。

これまでソニーデザインセンター出身のプロダクトデザイナー・岩崎一郎氏とのコラボによって誕生したスライド端末「G9(ジーナイン)」(ソニー・エリクソン製)や、世界的な前衛芸術家の草間彌生氏とのコラボケータイ「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「私の犬のリンリン」「宇宙へ行くときのハンドバッグ」などが発表されている。



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