これから涼しくなる秋、寒くなる冬にピッタリの料理といえば、なんと言っても鍋料理。昔から親しまれてきた定番の鍋に加え、近年は「火鍋」などの海外からやって来た鍋や、「カレー鍋」といった新しいタイプの鍋も登場するなど、新興の鍋メニューもジワジワと人気が出てきている。そうした中、ぐるなびが加盟飲食店を対象に「今年定番化しそうな鍋」についての調査を実施。結果を公表している。

この調査はぐるなび加盟404店舗を対象にインターネットで行われたもの。まず、各飲食店に「今年メニュー化を考えている鍋は何か」をたずねたところ、1位は「コラーゲン鍋」（33.4％）となった。鶏足などを煮込んで作るぷるぷるのコラーゲンをスープにしたコラーゲン鍋は、近年ブレイクしている鍋メニューの代表格。昨年はエバラ食品工業から「コラーゲン鍋の素」が発売され、家庭でもコラーゲン鍋が楽しめるようになるなど、着実にその人気は広がりを見せている。

2位以下は「蒸し鍋」（26.5％）、「カレー鍋」（13.9％）、「ブイヤベース」（11.9％）、「火鍋」（8.2％）と続き、全体的に昨年から人気に火が付いた鍋が、今年も引き続き注目される傾向がある。

また、この質問に対する自由回答で特に目を引いたのが「トマト鍋」だ。トマト鍋はまだメジャー感はないものの、昨年あたりから注目されてきた新興の鍋メニュー。今回の調査では「トマト鍋に興味があるか」についても聞いているが、「はい」（41.1％）、「いいえ」（58.9％）と、4割強の飲食店が興味があると答えている。

そしてトマト鍋の導入を考えている飲食店にその理由を聞いたところ、1位は「鍋のバリエーションを増やしたいから」（50.0％）に。2位以下は「ヘルシーなメニューを増やしたいから」（47.1％）、「女性客を取り込めそうだから」（47.1％）、「昨年度お客様に好評だったから」（22.9％）という結果となった。

ちなみに、ぐるなび関東版のキーワードランキングでは、昨年12月以降に「トマト鍋」が上位にランクインし始めており、消費者の間でも、新しい鍋メニューとして注目が集まってきているのは確かなようだ。

これから食べる機会も多くなる鍋料理。皆さんはどんな鍋に注目している？