「かなりヤバイ」と話題のWiiソフト、個性派クリエイターの新作に物議。

2009/09/06 16:44 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


Wii向けの新作ソフトをダウンロード販売する任天堂のサービス「Wiiウェア」。制作・流通のコストが安く済むため、クリエーターが自由にゲームを作れる場となっており、個性的な作品が多いことでも知られている。また、ユーザーも500〜1,500円程度で新作ゲームがプレイできるとあって、その注目度は高い。

そんな「Wiiウェア」で販売されている“あるゲーム”が、「かなりヤバイ」「任天堂がよく許可したな」「発禁レベル」とネットで話題を呼んでいる。このゲーム、作品内に登場する人物の「謎解き」が行われており、実際にプレイしたユーザーの間では、ちょっとした物議を醸している状態だ。

そのゲームは「ディシプリン*帝国の誕生」。「Wiiウェア」で8月25日から配信されているアドベンチャーゲームで、「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」「巨人のドシン」と、個性的な作品で知られるゲームクリエーターの飯田和敏氏がディレクションを手がけた。ゲーム情報サイト「iNSIDE」に9月1日付けで掲載された「週間Wiiウェアランキング」では、「ポケットモンスター」関連4作、「ファイナルファンタジー」関連1作に次ぐ初登場6位を記録するなど、セールスのほうも順調な出足を見せている。

ゲームの舞台は近未来。ユーザーは謎の収容施設「ディシプリン」で行われる模擬運用実験に被験者として参加し、奇妙な収容者との共同生活を送る。共同生活の中で、収容者たちの心の壁や欲望を取り払いながら、収容施設「ディシプリン」の謎に迫っていくという内容だ。

ネットで話題を呼んでいるのが、この収容者の面々。彼らと接するに連れて明かされる内容が、実在の犯罪者や、世間を震撼させた事件を連想させる事柄が多いのだ。そのため「ネタがわかってくると怖い」「この言葉のフレーズって、あれ?」「これって○○殺傷事件じゃね?」といった声が次々と上がっている。

もちろんゲームには、実際の人物や事柄とは関係ない旨が記されており、これらの意見はユーザーが推測しているに過ぎないが、そう思わせるような“何か”が、至るところに散りばめられているというわけだ。

なお、公式ホームページでは、飯田和敏氏の知人たちが実際にプレイするムービーを公開中。ムービー内でも「最高に気持ち悪かった」「これ15歳以上対象じゃねえだろ」と、一癖も二癖もあるコメントが次々と飛び出している。通常のゲームではないことは間違いなさそうだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.