女性は人生の1年4か月分泣いている、英育児サイトの調査で明らかに。

2009/08/13 12:49 Written by Narinari.com編集部

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悲しいときや感動したときはもちろんのこと、怒ったとき、悔しいときなど、人はさまざまなシーンで涙を流す。一般的に泣くことは「弱さの表れ」と見られがちな男性に対し、女性は「女性らしさ」の一面として受け止められることも多い。そんな女性の涙について、英国の育児サイト「The baby website.com」が調査を実施したところ、女性は生涯で約1年4か月相当の時間を泣いて過ごしているという結果が出た。

この調査は、泣く時間とその理由について、英国人女性3,000人にアンケートを行ったもの。すると、英国の平均的な女性の寿命を78.5歳とすると、生まれてから死ぬまでに、平均1万2,000時間超が“泣く時間”に費やされていることがわかった。これは日数に換算するとちょうど500日あまりで、約1年4か月程度に相当する……というわけだ。

そして、この数字をさらに細かく分析し、人生の年代別に“平均泣く時間”も算出している。

例えば生まれてから1歳までの“平均泣く時間”は1日3時間で、「空腹のとき」「疲れたとき」「コミュニケーションが取れないとき」などに泣く。同様に、1歳から3歳までの“平均泣く時間”は1日2時間5分。その理由は「ケガをしたとき」「疲れたとき」「転んだとき」と続いている。さらに成長して4歳から12歳になると、“平均泣く時間”は1週間につき2時間11分と、幼少期に比べると大幅に減少。この年代になると、ケガや疲れを上回って「叱られたとき」が泣く理由の1位に挙げられている。

そして、感情も多感になる思春期を迎えた13歳から18歳の女の子の“平均泣く時間”は、週に2時間13分と、それまでとあまり変化はない。しかし、その理由は一変しており、1位にはホルモンの分泌による「感情の乱れ」が挙げられた。著しく成長を見せるこの年代ではちょっとしたことで動揺を招き、泣いてしまうということらしい。以下、「友人とけんかしたとき」「ふられたとき」と続き、対人関係に関する理由が多くなっている。

さらに大人へと変貌する19歳から25歳になると、“平均泣く時間”は週2時間14分。心も成熟したこの年代では、1位に「感傷的な映画を見たとき」が挙げられ、以下、「ふられたとき」「愛する人を亡くしたとき」「長く続く関係にためらいを感じたとき」「子育て」と、大人らしい理由が並ぶ。

最後に26歳以上での“平均泣く時間”は週2時間14分。泣く理由は「感傷的な映画を見たとき」「パートナーとけんかしたとき」「愛する人を亡くしたとき」「疲れたとき」「誰かの悪い知らせを聞いたとき」と続いている。

こうして積み重ねた“泣く時間”の累計が約1年4か月分。数字だけ見るとかなりの時間を費やしているため、中には「もったいない」と感じる人もいるかもしれない。しかし、英ランカスター大学で心理学を教えるケアリー・クーパー教授は「女性は優れた感情を持つ」とした上で、「抑制するよりは、感情表現として泣くほうが健康的だ」(英地方紙スコッツマンより)と、人生の多くの時間を泣く時間に費やすことに肯定的だ。また、「男性も、感情表現として泣く術を身につける必要がある」との見解を示している。

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