“盗まれた”車が2年後に隣人宅で発見される、実は所有者の勘違い。

2009/08/05 13:54 Written by Narinari.com編集部

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そこにあったハズの所有物がない。それが大切なモノだとしたら、一瞬にしてパニックになってしまうかもしれません。どこかほかのところに置いたのを勘違いしているのか、それとも誰かが持って行ってしまったのか……。

状況によっては「盗まれたのでは?」と疑うのも、考え得る可能性のひとつでしょう。しかし真相が判らないうちに「絶対に盗まれたに違いない」と思い込んではいけません。騒ぎ立ててしまい、周りを巻き込んだ後、実は思い違いだったと気が付いて赤っ恥……なんてこともあるからです。

先日、ドイツ中北部ニーダーザクゼン州のヒルデハイムという町で、長い間「思い込みを続けていた」と“気付いた”ご年配の女性がいました。彼女は2年前、愛車のアウディを修理に出すため整備工場へ。そして修理後、整備工場の社員に頼んで車を運転してもらい、彼女は助手席に乗って帰宅したのです。

家の前で車を降りた女性は、社員に車をガレージに入れるよう頼み、郵便ポストをチェックしに行きました。しかし、その後ガレージに足を運んだ彼女は唖然。そこにあるハズの車がないのです。驚いた彼女は、すぐに「盗まれたに違いない!」と警察に連絡。でも、捜索の甲斐無く車は発見に至りませんでした。

それから2年の月日が流れた先日のこと。女性の隣人が何年も使っていなかったガレージのシャッターを開けると、そこにはホコリをかぶったアウディが……。隣人は現在、車を所有していないはずなのに。

そう、もうお気づきの方も多いでしょう。あの問題の日、整備工場の社員は女性宅のガレージと隣人宅のガレージを間違えて駐車していたのです。しかも運の悪いことに、隣人は2年間もガレージに足を運ばなかったため、アウディの発見も遅れてしまった、というのがことの顛末でした。

それにしても、女性、隣人、そして整備工場の社員。3人が揃いも揃って、こんなに長い間勘違いに気付かなかったなんて、ちょっとトホホな結末ですね。

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