大人は1日平均3個何かを忘れている、英ロトくじ運営会社の調査で明らかに。

2009/07/24 15:40 Written by Narinari.com編集部

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思い出そうとしても言葉が出てこない、何をしようと思ったのかを忘れてしまった――。年を重ねるにつれ、こういった状況に陥る人も多いかもしれない。老化現象なのか、はたまた人生の経験値が増え、かつて頭の中に入れたことがこぼれ落ちていったのか。いずれにせよ、物事を思い出せずにイライラしたり、がっくり来たというのは、年を取るほど聞かれる話だ。英国のロトくじ「ナショナル・ロッタリー」は、そんな“大人の物忘れ”についての調査を2,000人に行い、「英国人の大人は1日平均3個の事柄を忘れている」との結果を公表している。

調査では、日常生活の中で具体的に忘れた行動や物事を挙げてもらう形で調べられ、その結果をもとに「忘れる」頻度や傾向を分析したもの。英紙デイリー・テレグラフには、調査によって導かれた「忘れられた物事 トップ25」のリストが掲載されている。そこに並んだ物事の中には、日本人にも該当しうるものも見られ、共感する部分もあるかもしれない。参考までにトップ10までの物事を見ておこう。

☆英国の「忘れられた物事 トップ25」(ベスト10を抜粋)
1位 熱いお茶を飲み忘れて冷ましてしまった
2位 どこにカギを置いたのか
3位 何のために店に行ったのか
4位 洗濯物を洗濯機に入れっぱなし
5位 冷凍庫に入れた食べ物の解凍
6位 携帯電話や「iPod」の充電
7位 子供の前で悪態をつかないこと
8位 トイレットペーパーの取り換え
9位 どこに車を駐車したのか
10位 友人の子供の誕生日

それ以下にも、「植物への水やり」や「人の年齢や誕生日」といったものから、パンの焼き加減や便座の下ろし忘れなどが並んでいる。また、ランクに入らなかったものでは、「パートナーの誕生日を忘れる」「結婚記念日を忘れる」人がそれぞれ6%いたと紹介。英ニュースサイトのクリック・リバプールでは「驚くことに、行こうと思ったトイレを忘れた人が5%いる」とも伝えている。

この結果にナショナル・ロッタリーのスポークスマンは、「英国人は仕事と生活で忙しくなっており、せわしない気持ちの中で覚えておくことが多すぎるようだ」と分析。そしてお茶を冷ますのが1位になったのは、パソコンを使っているときに起きやすいとし、携帯電話の充電などと合わせ「機械化の波で、扱う器具に関する事柄を忘れることが増えてきたのも調査でわかった」としている。

調査では、物事を忘れないための方法も質問しており、「メモを書いて、家の至る所に貼る」「台所のカレンダーに記入」「携帯電話に残す」と答えた人が多かったという。やはり、忘れてはいけない情報に関しては、ちょっとした手間でも記録に残しておくほうが確実なようだ。また、男女別での1日に忘れる物事の平均個数の比較では、男性が平均3.5個なのに対し女性は2.5個とされ、「女性のほうが物事をうまくこなしているのがわかった」としている。

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