欧米を中心に人気を博している「ピアノを弾く猫」をご存じだろうか。「ノラ」という名前のこの猫は、米フィラデルフィアでピアノ教室を開いているベッツィ・アレキサンダーさんの飼い猫。1歳でピアノに興味を示し始めたというノラは、4歳になった2007年に鍵盤を叩いている動画がYouTubeへ投稿されると、たちまち人気者になった。その動画は、現在までに1,400万回以上再生され、寄せられたコメントは2万4,000件にものぼっている。そんなノラが今年6月、リトアニア人指揮者の申し出からオーケストラとの共演を実現。リトアニアで開かれたコンサートの模様は7月上旬に「CATcerto. ENTIRE PERFORMANCE. Mindaugas Piecaitis, Nora The Piano Cat」のタイトルでYouTubeに投稿され、こちらも評判を集めている。
アメリカン・ショートヘアのノラが人気を集める要因は、かわいらしい外見だけではない。大人気となった「“NORA: Practice Makes Purr-fect” - Check the sequel too.」と題された動画では、ノラがピアノに向かって背筋を伸ばし、左右の前足を鍵盤に置くと、尾を軽やかに揺らしながら、気ままに演奏。さらに人間と伴奏する場面では、前足だけではなく顔や首も鍵盤に押し付けて音を奏でている。