MLB最強打者が薬物疑惑に言及、疑惑晴らせるなら「テスト毎日でも」。

2009/07/15 17:13 Written by Narinari.com編集部

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7月14日に行われたMLBのオールスターゲーム。米ミズーリ州のセントルイスにあるブッシュ・スタジアムでの試合は、アメリカン・リーグが4-3で勝利を収めました。このセントルイスをホームグラウンドとするカージナルスといえば、1998年の本塁打王(当時新記録の70本)マーク・マグワイヤ内野手が日本でもおなじみですが、2002〜2007年までは田口壮外野手が在籍し、そして現在、MLBにおいて“最強の打者”と呼ばれるアルバート・プホルス選手が活躍していることでも知られています。

さて、スポーツ界ではドーピング問題がよく注目を集めますが、MLBもそれは例外ではありません。そして活躍すればするほど、プレーヤーがドーピングの疑惑をかけられるのは当たり前のことになっています。プホルス選手も例外ではなく、メディアから攻撃を受けることが多いのです。

しかし、プホルス選手は敬けんなキリスト教徒であり、「ロール・モデル」(社会的模範)になることを大変重視しています。そのため、疑惑の目を向けられることにはかなり憤慨しているようで、

「メディアのバッシングにはこりごりだ。もう疑惑を晴らすためなら、毎日薬物テストをしてもいい。そしてもし陽性反応がでたのなら、カージナルスから今まで受けとった報酬を全額返済するさ」

と明言。「そこまでしなければ球界全体のモラルも向上しない」との考えからの発言です。

かつて、マグワイヤ選手は2004年に起きた薬物疑惑のスキャンダルの公聴会で明言を避け、「ドーピング確実」と見なされてしまいました。その結果、せっかくの栄光を失ってしまうことになってしまったのです。当時、カージナルスのファンも、ヒーローを失ったことに落胆していました。

そのため、今回のプホルス選手の潔さに対しては、ファンからも歓迎の声が上がっています。

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