英国人男性の呼びかけで世界の若者に流行、SNS発の「寝そべりゲーム」とは。

2009/07/13 23:08 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


インターネットの普及により、文化は言葉や距離の壁を越えるようになった。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の登場はその傾向をさらに加速させているが、SNSのFacebookで男性が呼びかけた「寝そべりゲーム(Lying Down Game)」が、英国の若者の間で流行の兆しをみせている。欧米を中心に、英国外でも参加者が増えているという。

「寝そべりゲーム」のルールは、ただうつ伏せに寝そべるだけ。その写真を投稿するという至ってシンプルな内容だが、どこで寝そべるのかがポイントだ。これまでの投稿作品を見てみると、木の幹やゴルフ練習場、集団で道路のセンターラインに沿って寝そべるなど、いかに変な場所で行うかを、互いに競い合っているようだ。中にはジェット機のエンジンの内側に寝そべるツワモノも。

このゲームを発案したのは、英ニューカッスルに住むスコット・ウッドさんとウェイン・パイルさん。休日に撮った床に寝そべっている写真にウケた2人は、ほかの人たちにもっと面白い場所がないか見つけてもらいたいと思い、Facebookで参加を呼びかけたという。

「寝そべりゲーム」は、「できるだけ公共の場で、いかに多くの人に溶け込んだ状態で写るか」「参加者は手を体の横にくっつけ、つま先は地面につかなければならない」という2つの要素に挑戦しなければならない。しかし、投稿された作品を見る限り、ゲーム機やジュークボックス、細い鉄柵の上など、後者のルールは必ずしも守らなくてよい模様。それよりも、いかに変な場所に寝そべるかが重視されているようだ。

ウッドさんとパイルさんの呼びかけは英国の若者を中心に人気を広げており、Facebookでは100近いグループ(コミュニティ)も設立された。最大のグループは参加者が2万人を超えており、人気は急速に広がっているようだ。手軽にできるバカバカしい挑戦だが、その面白さを見知らぬ人と共有できるのが、このゲームの魅力の1つと言えるかもしれない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.