結婚プレゼントにトースター24個、新郎友人が仕掛けた“イタズラ”。

2009/07/06 21:12 Written by Narinari.com編集部

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日本では結婚式というとご祝儀ですが、欧米では新しい生活を始めるカップルのために、生活用品をプレゼントすることも珍しくありません。食器類、電化製品といった、結婚を祝うにはあまり「華やか」とはいえない品物の場合もあるのですが、やはり頂いてすぐ生活に使えるというのは、合理的で嬉しいものです。

ところで、この結婚プレゼントを贈る際には、ほかの人と同じものが重なってはいけません。これを防ぐために、新郎新婦は事前に指定のデパートなどに「ギフト・レジストリ」と呼ばれる、いわゆる「欲しいものリスト」を登録しておきます。プレゼントを贈る人は、このリストの中から品を選び、お店側もすでに選ばれた品には「購入済み」と記しておくのです。そうすれば、後から来た人たちが同じものを買ってしまうことを防げる。これまた合理的なシステムですね。

しかし、最近結婚式を挙げた英国のカップルは、この「重複したプレゼント」に頭を抱えてしまいました。スチュワート・リンレイさんと妻のクレアさんの元には、なんとトースターが24個も届いてしまったのです。これは彼らの「ギフト・レジストリ」に何か手違いでもあったのでしょうか。

……そうではありません。実はコレ、スチュワートさんに仕掛けられたイタズラだったのです。結婚式の直前、独身最後の旅行に友人と出かけた彼は、「結婚プレゼントはなにがいい?」と聞かれた時、

「うーん、キャッシュかギフトカードがいいかな。トースターみたいなものを何個も貰っても意味がないし……」

と、話したそう。それを聞いたジョーク好きの友人たちは、ここぞとばかりにほかの知人らも巻き込んで、一斉にトースターを新婚カップルに送りつけることにしたのです。

「同じ大きさの箱が何個も配達されてきたので、コレはなにかウラがある、と思いました」

と語るスチュワートさん。しかも配達当日には何件も

「今日はトーストを食べるのかい?」

という、ツッコミ的な携帯メールを受けとったそうです。しかしスチュワートさんは、このジョークを仕掛けた友人たちを知っているので、今回のことは笑って水に流せそうですが、問題は妻のクレアさんのほう。ひょっとしたら、激怒しているかもしれませんね。新婚早々、亀裂が入らなかったことを祈るのみです。

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