愛は年齢を超える? 夫を捨て10代の息子の友人と再婚した英女性。

2009/07/02 21:15 Written by Narinari.com編集部

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年下のボーイフレンドや夫と聞いても特に驚くことではありませんが、さすがに年齢差が30歳ともなると、ちょっとビックリはしてしまいます。しかも、今回ご紹介する英国女性の夫は、自分の息子が家に連れてきた同年代の友だちというから、さらに驚きです。49歳と19歳、このカップルには一体どのようなドラマがあったのでしょう。

マリリン・バッティガーグさんは、英ウエスト・サセックス州のクローリーに住む女性。最初の夫との間に成人した子供2人がいるほか、2度目の18年間の結婚生活では、さらに5人の子宝に恵まれました。

ある日のこと。当時16歳だった次男のマーク君が、家に友だちを連れてきました。

「お母さん、彼がウィル(本名:ウィリアム)・スミスだよ。『The Fresh Prince of Bel-Air』(俳優のウィル・スミスが出演していたTV番組)と同じだろう」

と、息子から紹介された少年を見て、マリリンさんはまず、その目の愛らしさに気付いたそう。マーク君はウィル君と親友になったらしく、その後、ウィル君は毎日のように家に遊びに来ては、家族と夕食を共にするようになったのです。

実はマリリンさん、この時からさかのぼること5年前に筋痛性脳脊髄炎という、慢性の疲労を伴う病気と診断され、家事ができない状態になっていました。また、その病気は夫婦仲にも悪影響を及ぼし、夫のギャリーさんとはすれ違いの日々を送っていたそうです。

すると、病気のことを知ったウィル君は、マリリンさんのために買い物や芝刈りなどの手伝いをするようになりました。マーク君やギャリーさんは、そんなウィル君を見て、冗談で

「ウィルはママが好きなんだよ」

と茶化したこともあるとか。そして献身的に手伝いをしてくれるウィル君に、マリリンさんも次第に惹かれ始めてしまったのです。

実際に告白をしたのはウィル君のほうで、その時マリリンさんは自分も同じ気持ちだと伝えたものの、“関係”を持つことは不可能だと諭しました。しかし数か月後、病気で気が滅入っている時に「心の繋がり合う瞬間」が有り、とうとうキスを交わすことに。

「とても素晴らしい気持ちになったけれど、その後は後悔の念だけが残りました」

その後、罪の意識にさいなまれながらも、マリリンさんとウィル君の関係はどんどん深くなって行き、1年間隠し通した後、マリリンさんは夫と離婚する決意を固めます。そしてマーク君ら子供たちにもウィル君とのことを正直に話し、ギャリーさんが出て行った家に、今度はウィル君が移り住んできました。

しかし、子供たちは諸手を挙げて歓迎したわけではありません。ことの顛末を受け入れてくれた子供、そして激しく拒絶した子供と様々だったそう。マーク君は特にショックだったようで、自分の母親を

「幼児性愛者!」

と言い放ち、なじったとか。しかし2人の関係は覚めることはなく、今年2月にはゴールイン。晴れて夫婦となったのです。この頃にはマーク君も、

「怒る気も失せた」

とすっかり諦め模様で、結婚式に参列し、母親と親友の門出を祝いました。

今でも外を歩くと好奇の目で見られ、時には酷い言葉をかけられることもあるというマリリンさんとウィル君。それでも

「周りのいうことなんて、もう気にならないわ」

と、大切なのは2人の間の愛情のみ、といった様子です。末永く、お幸せに。

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