1999年10月から放送され、23時台では異例の高視聴率を記録するなど、フジテレビを代表する人気バラエティ番組として一時代を築いた「あいのり」。その恋愛模様について「やらせではないか」といった批判がたびたび出ていたものの、今年3月23日の番組終了時には、ファンの悲しみと、将来の復活を望む声に包まれながら、10年の歴史に幕を下ろした。あれから2か月強。これまで一度も実現していなかったDVD化がついに決まり、6枚組の「あいのり ラブワゴンが出会った愛〜ヒデが旅した1年半〜（仮）」が、8月19日に発売されることになった。価格は13,440円 （税込）。

「あいのり ラブワゴンが出会った愛〜ヒデが旅した1年半〜（仮）」は、番組史上最も長い期間旅をした“ヒデ”（今澤徹男）にスポットをあてた総集編。「ラブワゴン」に合流したマラウイを起点に、タンザニア、ケニア、エチオピア、カメルーン、チュニジア、エジプト、オマーン、UAE、カタール、バーレーン、ロシア、ウクライナ、ルーマニアの計14か国の旅が収録される。

“ヒデ”の旅は、タンザニアでの地元少女からの告白や、バーレーンでの“おまみ”と“タカノ”によるダブル告白、そして“かよ”との恋と別れなど、名シーンが盛りだくさん。「あいのり」ファンからは「あの頃が一番面白かった」と評されることも多い旅だ。再びDVDで甦るエピソードの数々が、ファンの笑いや涙を誘うことは間違いないだろう。

ちなみに、“ヒデ”と同時期に旅をしていたメンバーは、“じゅん平”“スーザン”“袋ロー”“tk”“嵐”“おーせ”“沼っち”“なっち”など、名物キャラクターがズラリ。DVDではほかのメンバーの恋愛模様や成長についても楽しめそうだ。

「あいのり」の名シーンをもう一度見たいと願うファンは多く、番組終了後も公式サイトにたくさんのDVD化の要望が寄せられている。そうしたファンの声を受け、5月28日には、番組プロデューサーが「実は今年の夏を目標に、DVDの発売や総集編の放送を企画しているところです。まだ企画の段階なので詳しいことは決まっていませんが、実現することになったら応援していただければと思います」（あいのり公式サイトより）と、DVD化の企画が進んでいることを明かしていた。