大きさはオリーブの実程度、英国で南米原産のミニスイカが話題に。

2009/05/15 12:38 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


日本では夏の風物詩として親しまれているスイカ。世界的にも愛されており、欧米では楕円形で縞模様の薄いものが一般的だ。サイズは大きいが日本のものほど甘くなく、前菜やサラダの材料として使われることも多いという。欧州の中でも英国では限られた店でしか販売していないが、近年はスイカ人気が高まっており、英紙デイリー・メールによると、2005〜06年の1年間で需要が20%増加したのだとか。

その英国で、これまでの概念を大きく変えるスイカが話題になっている。「ペプクイーノ」と呼ばれるこのスイカのサイズは、通常の20分の1。長さはわずか3〜4センチだ。英メディアが相次いで紹介しており、今年のトレンド候補と目されている。

ペプクイーノは人工的に開発されたものではなく、南米で自生していたスイカ。同地を訪れたオランダ人食料生産者が発見し、自国に持ち帰ったという。中身にはジューシーな緑の果肉が詰まっており、味は通常のスイカよりもキュウリ似。サイズが小さく、皮や種も食べられるという。英紙サンによると、価格は約50個入りの1箱(約250グラム)で10ポンド(約1400円)。1個当たり約28円という手軽さだ。

すでにロンドンやバーミンガムのレストランやホテルから注文が集まり始めており、このスイカを販売するオランダのKoppert Cress社は、デイリー・メール紙に対して「1週間につき50箱から100箱を売りたい」とコメント。ロンドンのレストランで流行することに期待を寄せている。

英国では2006年に日本発祥の四角いスイカが販売され話題となったが、ブレイクには至らなかった。ペプクイーノ・マイクロメロンが英国で流行するのか、そして日本にも上陸するのかが気になるところだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.