トラブル続きの米歌姫、リアーナのヌード写真流出にメディア騒然。

2009/05/11 15:47 Written by Narinari.com編集部

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今年2月に起きた元恋人のR&B歌手、クリス・ブラウンによるドメスティックバイオレンス(DV)事件から何かと注目を集める、グラミー賞歌手のリアーナ。事件発覚直後に開催された今年のグラミー賞授賞式を欠席したほか、2月のマレーシア公演、5月に予定されていたドバイ公演が中止になるなど歌手活動は現在も休止状態が続く。こうした状況の中で、リアーナとされる女性が携帯で撮影したヌード写真がネット上に流出した。同じ人気R&B歌手キャシーのヌード写真流出が発覚した直後だけに、これに続く新たなスキャンダルが大きな話題を集めている。

時期は不明ながら、これらの写真は、ロンドンのホテルで撮影されたものだという。流出したのは鏡に映った顔から下の裸の写真や、やはり裸で下半身の後ろ姿を写した写真、ベッドで寝ながら撮ったと思われるリアーナの顔写真、クリス・ブラウンのような男性がピンクのパンティーを頭にかぶっている写真などなど。

さらに洗面所の鏡に「I love you, Robyn. I miss you」と走り書きし、顔をケータイで隠して“自分撮り”している写真を各メディアが大きく掲載。「ロビン」はリアーナの本名であることから、これらの写真の人物がリアーナ本人に間違いないとの見方を強めている。米ゴシップサイトのTMZによれば、リアーナの所属レコード会社のIsland Def Jam Music Groupは写真を掲載した少なくとも1つのサイトに、削除を求める手紙を出したという。レコード会社は削除について「肖像権の侵害」を主張しているが、TMZは「面白いのは、写真の人物がリアーナ本人かどうかは明言を避けている」と伝えた。

このスキャンダルを受けて、メディアは「誰がこの写真を流出させたのか」に話題を移している。ちょうどこの報道と前後して、クリス・ブラウンのDV事件に関して6月に聴聞会が行われるとメディアで伝えられた。弁護士を務めるのは敏腕と有名なマーク・ゲラゴス氏で、マイケル・ジャクソンの幼児虐待訴訟での主任弁護人や、昨年、1981年に起きたいわゆる「ロス疑惑」に絡み旅行先のサイパンで逮捕され、ロサンゼルス移送後に死去した三浦和義氏の弁護士で雇われたことでも知られる。

ゲラゴス弁護士は2月の「リアーナ負傷写真」はロス市警の警察官がTMZに売却した疑いを持っており、警察文書の開示を裁判所に申請した模様。クリス・ブラウンはDV事件によって懲役4年の刑に処される可能性があり、ゲラゴス弁護士は警察側の失態を暴き、刑の軽減を狙っているとされる。直接的な言及は見られないが、今回のスキャンダル記事にこの件を絡ませて報道するメディアは多い。

こうした見方にクリス・ブラウン側は、写真流出の関与を否定するコメントを即座に出した。米情報誌「エッセンス」の取材に、クリス・ブラウンの広報は「クリスはリアーナの写真を公表したり漏らしたりしたことはない」「これは嘘であり中傷にあたる話だ」と答えている。先日リアーナは、DV事件の証拠品として警察に押収された指輪とイヤリングが戻ってきていないと裁判を起こしたが、ロス市警をも巻き込んだ2人の騒動は、まだしばらくメディアの注目の的になりそうだ。

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