中居正広主演の「婚カツ!」、月9では異例の視聴率ひと桁台に突入。

2009/05/07 12:14 Written by Narinari.com編集部

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SMAPの中居正広が1998年の「ブラザーズ」以来、11年ぶりに主演している月9ドラマ「婚カツ!」(フジテレビ系)が苦戦中だ。4月20日放送の初回は16.3%と、昨今の“ドラマ冬の時代”においては及第点とも言える数字だったものの、月9ドラマとしては低調な出足に。続いて4月27日放送の第2回では11.2%まで数字を下げ、さらに5月3日放送の第3回では9.4%と、早くもひと桁台へと突入してしまった。(※視聴率はすべてビデオリサーチ調べ)

「婚カツ!」は主人公の雨宮邦之(中居正広)が就職を手にするためについたウソをきっかけに、結婚をせざるを得ない状況に追い込まれるところから物語がスタート。結婚の意思のなかった主人公が“婚活(結婚活動)”を進めていく中で、結婚に対する意識の変化やパートナーとの出会いなどを描いていく作品だ。主題歌は1980年代に大ヒットしたSugarの「ウェディング・ベル」のカバーをPUFFYが歌っている。

ほかの枠に比べ、伝統的に高視聴率を獲りやすい月9枠でひと桁台の視聴率を記録した例は過去にない。これまでの最低視聴率は2004年の夏ドラマとして放送された仲間由紀恵主演の「東京湾景」第9回と、2009年の冬ドラマとして放送された瑛太主演の「ヴォイス」第9回の10.2%で、いずれも10%のラインは死守してきた。

それだけに、実験的な題材や若手の出演者を揃えた作品ではなく、月9王道のラブコメディであり、中居正広をはじめ、上戸彩、佐藤隆太、釈由美子、谷原章介、小日向文世、りょう、風吹ジュン、橋爪功ら中堅からベテランの俳優を揃えた上での9.4%という数字は、大きな衝撃を与えている。天候の良いゴールデンウィーク中で在宅率が下がっていたことも一因と見られるが、同条件下で数字を下げながらも10%ラインを死守しているほかの作品も多く、「婚カツ!」の内容自体に視聴者がそっぽを向いている可能性が高い。

果たして今後の視聴率の上積みはあるのか、注目しておきたいところだ。

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